File No.0341
製作年/公開日 2005年 / 2006年04月29日 製  作  国 アメリカ
監      督 ジム・ジャームッシュ 上 映 時 間 106分
公開時コピー  人生は思いがけない驚きを運んでくる
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 ビル・マーレイ [as ドン・ジョンストン]
 ジェフリー・ライト [as ウィンストン]
 シャロン・ストーン [as ローラ]
 フランセス・コンロイ [as ドーラ]
 ジェシカ・ラング [as カルメン]
 ティルダ・スウィントン [as ペニー]
 ジュリー・デルピー [as シェリー]
あ ら す じ  かつては多くの女性と恋に明け暮れたプレイボーイのドン・ジョンストンは、コンピュータ事業で一財産を築き、今なお気ままな独身生活を送る中年男。恋人のシェリーも、結婚や子供のことを真剣に考えないドンに愛想を尽かし出て行ってしまった。そんな折、ドン宛に差出人不明のピンクの封書が届く。
 手紙には、「19歳になるあなたの息子が、あなたに会うために旅に出た」と書いてあった。友人のウィンストンに手紙の話をすると、ウィンストンはドンにかつて付き合った女性のリストを作らせ、そのリストを元に現在の彼女たちの住所を調べ上げた。そして、ドンに「誰が手紙の差出人なのかを突き止めろ」と強要するのだった。
 こうして、不承不承ながらドンのかつての恋人たちを巡る旅が始まるのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  どう評価していいのか微妙な作品。ビル・マーレイはさすがで、まさにくたびれた中年役として脂の乗りきった絶妙の演技を見せてくれている。何がいいかと言って、台詞は少なめなのだが、その分目や表情でのアピールが見事なのだ。彼の元恋人役のキャストもそれぞれ異なる個性を発揮しているが、それらすべてが反発しあうことなく融和して作品に彩りを与えている。とは言え、この作品は好き・嫌いがハッキリと分かれるだろう作品で、賛否両論があろうと思われる。ちなみに、私個人としては、ここにはいい評価しか書いてはいないものの、「だからどうした?」とイマイチ好きにはなれなかった。2005年のカンヌ映画祭グランプリ受賞作。