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File No.0343
】
製作年/公開日
2006年 / 2006年05月13日
製 作 国
日 本
監 督
堤 幸彦
上 映 時 間
122分
公開時コピー
いま、妻に
「ありがとう」の言葉を
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
キ ャ ス ト
渡辺 謙
[as 佐伯雅行]
樋口 可南子
[as 佐伯枝実子]
坂口 憲二
[as 伊藤直也]
吹石 一恵
[as 佐伯梨恵]
氷川 あさみ
[as 生野啓子]
木梨 憲武
[as 木崎茂之]
及川 光博
[as 吉田武宏]
渡辺 えり子
[as 浜野喜美子]
香川 照之
[as 河村篤志]
大滝 秀治
[as 菅原卯三郎]
あ ら す じ
広告会社の営業マンとして働く
佐伯雅行
は、時に家庭を顧みないほど仕事に没頭してきた。大きなプロジェクトと娘の結婚を控え忙しい日々を送っていたある日、ミーティングを忘れたり、部下の顔が思い出せないなど、原因不明の体調不良に襲われる。心配した妻
枝実子
に伴われて病院を訪れた雅行は、医師の
吉田
からアルツハイマー症との告知を受ける。
治療はおろか症状を止めることもできない病と直面して、興奮し吉田に八つ当たりをする雅行だったが、そんな雅行を恵美子は優しくたしなめる。そして、枝実子はこれからの時間を、雅行を献身的に支え、一緒に病と闘っていこうと決心するのだった・・・・・。
たぴおか的コメント
意外にも思えるが、これが渡辺謙の映画初主演作品。このところ様々な作品で取り上げられ、社会的にも認知度が高まってきた認知症、若年性アルツハイマーという病に直面した夫婦を描いた作品。今まではアルツハイマーというと、介護する側の苦悩に重点を置いて描かれていたが、この作品はアルツハイマーを宣告された本人の怒り・戸惑い・焦燥が描かれており、それらの感情を渡辺謙が見事に演じている。そして、妻・枝実子役の樋口可南子が、彼に負けず劣らず素晴らしく、やはり作品の出来というものは演じる役者によるところが大きいことを再認識させられた。それにしても、観客の年齢層が異様に高かったのはなぜ?熟年というよりも、むしろ老夫婦というべき観客が8割を占めていた気がする・・・・・・。