File No.0351
製作年/公開日 2006年 / 2006年05月27日 製  作  国 日  本
監      督 中島 哲也 上 映 時 間 130分
公開時コピー  松子。人生を100%生きた女。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 中谷 美紀 [as 川尻松子]
 瑛太 [as 川尻笙]
 伊勢谷 友介 [as 龍洋一]
 香川 照之 [as 川尻紀夫]
 市川 実日子 [as 川尻久美]
 黒沢 あすか [as 沢村めぐみ]
 柄本 明 [as 川尻恒浩]
 宮藤 官九郎 [as 八女川徹也]
 劇団ひとり [as 岡野健夫]
あ ら す じ  荒川の河川敷で53歳の女性が死体となって発見される。川尻笙は、九州から上京してきた父紀夫にそれが伯母の川尻松子であることを教えられる。彼女の部屋の整理を父から頼まれた笙は、一度も会ったことのない伯母松子の人生をたどるのだった。
 昭和22年。福岡県で生まれた川尻松子は、お姫様のような人生を夢見る少女時代を経て中学の教師になった。しかし、修学旅行で教え子が旅館の売店から金銭を盗んだことがきっかけで、辞職に追いやられてしまう。ここから、坂を転がり落ちる松子の転落人生が始まっていく。
 作家志望の八女川と同棲、八女川が自殺すると彼の友人岡野と不倫の関係に。岡野との仲が破局を迎えると、中州のトルコ嬢となり、同棲していたヒモ小野寺に裏切られ、彼を殺害して自殺未遂、ついには刑務所に服役することに。愛を求める松子の前にはさまざまな男が現れるが、彼女の選択はことごとく不幸へと繋がってしまうのだった・・・・・。
たぴおか的コメント 仕事が終わってからのレイトショーということもあってか、観終わってドッと疲れた。そして、なかなかHPにアップする気になれず、ついつい5日間も放置状態となってしまって、アップするのを完全に忘れてしまっていた。何というか、不幸に次ぐ不幸の連続で、最後まで救われることのない人生を見せつけられ、観ている者までが松子の不幸に感染してしまうような不安感にとらわれた作品。キャストが豪華だというのはわかるし、中谷美紀の芸達者も承知の上で、それでもやはりこの作品は好きになれない。おそらくは観る人が観れば面白いと感じるのだろうが、こればかりは好き嫌いの問題なのでどうしようもないだろう。