製作年/公開日
|
2006年 / 2006年06月10日
|
製 作 国
|
アメリカ
|
|
監 督
|
スパイク・リー
|
上 映 時 間
|
128分
|
公開時コピー
|
それは、一見誰が見ても完璧な銀行強盗に思われた・・・。
|
最初に観たメディア
|
|
キ ャ ス ト
|
デンゼル・ワシントン [as キース・フレイジャー]
クライヴ・オーウェン [as ダルトン・ラッセル]
ジョディ・フォスター [as マデリーン・ホワイト]
クリストファー・プラマー [as アーサー・ケイス]
|
ウィレム・デフォー [as ジョン・ダリウス]
キウェテル・イジョフォー [as ビル・ミッチェル]
キム・ディレクター
カルロス・アンドレ・ゴメス
|
|
あ ら す じ
|
狡猾な男ダルトン・ラッセル率いる4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲し従業員と客を人質に取り立てこもる事件が発生する。ダルトンは、人質50名全員に自分たちと同じ服を着させるという陽動作戦に出る。連絡を受けたNY市警のキース・フレイジャーとミッチェルは、現場へ急行する。しかし、犯人と人質が同じ格好をしているうえ、周到な計画の下俊敏に行動する犯人グループを前に、キースたちも容易には動きが取れない。
一方、事件の発生を知りマンハッタン信託銀行会長アーサー・ケイスは激しく狼狽する。彼は、事実確認もおろそかに有能な女性弁護士マデリーンを呼び出すと、貸金庫に納められた品物が他人の目に触れると彼にとっては命取りになる、従って、誰の目にも触れさせずにその品物を貸金庫から回収するよう依頼する。マデリーンは政治的な背景を利用し、交渉役としてダルトンとの接触を果たすが、ダルトンは彼女の要求をすべて拒否する。さらに、焦ったフレイジャーは自らがダルトンとのコンタクトを図るが、終始ダルトンの冷静なペースに支配され為す術を見いだせない。
事態は完全に膠着状態に陥ってしまい、警官隊はついに突入を断行する。しかし、指令車内の会話はすべて盗聴器でダルトンに筒抜けだったのだ。突入した警官隊は、次から次へと同じジャンプスーツに覆面をした男女を確保する。しかし、その中には主犯のダルトンの姿はなかった。さらに、銀行内からは金銭が全く盗まれていないことが判明する。果たして、ダルトン一味の真の目的は何だったのか・・・・・?
|
たぴおか的コメント
|
デンゼル・ワシントン扮するキースとクライヴ・オーウェン扮するダルトンのスリリングな知能戦。それに別の思惑が加わり、ジョディ・フォスターが事件に絡んでくる。それぞれの役者が与えられた役柄を完璧にこなし、スリルとサスペンスに溢れる見応えのある作品になっている・・・・・と、そこまでは良かったのだが、ラストの10分はあまりに安易すぎるのが残念。個人的には、もう少しキースとダルトンの頭脳戦を観てみたかったのだが。それはともかく、決して派手なアクションも銃撃戦もない(何よりも、流血が一切ないのは特筆すべき!)が、重厚で緻密な作品に仕上がっている。
|