製作年/公開日
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2005年 / 2006年06月17日
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製 作 国
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アメリカ
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監 督
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ラッセ・ハルストレム
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上 映 時 間
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112分
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公開時コピー
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恋愛至上主義 100万もの恋か、ただひとつの愛か・・・
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ヒース・レジャー [as ジャコモ・カサノバ]
シエナ・ミラー [as フランチェスカ・ブルーニ]
ミア・ファロー [as プッチ司教]
ピート・ポスルスウェイト [as ピエトロ・パプリッツィオ]
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レナ・オリン [as アンドレア・ブルーニ]
オミッド・ジャリリ [as ルポ・サルヴァト]
チャーリー・コックス [as ジョバンニ]
ナタリー・ドーマー [as ヴィクトリア]
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あ ら す じ
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18世紀のヴェネチア。街はあらゆる女性も虜にしてしまう当代きってのプレイボーイ、ジャコモ・カサノバの噂で持ちきりだった。カサノバはその日も修道女との密会を企てていたが、役人に見つかり逮捕されてしまう。総督の計らいでなんとかその場は免れることができたカサノバだったが、強力な後ろ盾を得るため良家の子女と結婚する必要に迫られる。
さっそく富豪の娘ヴィクトリアを口説き落とし、婚約を取り付けることができたカサノバ。ところが、そんな彼の前に男顔負けの剣士かと思えば、大学教授をも論破してしまう知性に溢れた美貌の令嬢フランチェスカが現われる。そして、身分を隠して彼女に近づいたカサノバに対し、そうとは知らずにカサノバのプレイボーイぶりを辛辣に批判するのだった。そう、彼女こそは、カサノバを拒んだ最初の女性だった。カサノバは、そんなフランチェスカに対して、逆に恋の炎を燃え上がらせてしまうのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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例によって、余計な先入観を持たないために何の予備知識もなしに劇場へ行ったのだが・・・・・シリアスなヒューマンドラマという予想を大きく覆して、実はコメディ作品だったことを帰宅してネットで調べて知った。というのも、劇場内の観客はなぜか高齢者がほとんどで、私が思わず吹き出しそうになるシーンでも誰ひとり笑う者がいない。ひとりで声に出して笑うとヒンシュクを買いそうな雰囲気だったため、最後まで沈黙を守るしかなかった。高齢者が観にきちゃイケナイなどとは決して言うつもりはないが、クラシックのコンサートじゃないんだから、おかしな所は素直に笑うという具合に、もっと素直に感情を表してもらわないと、私のようなノーマルな観客は窮屈な思いをするだけだ。作品自体の出来は良く、ただ惜しまれるのはフランチェスカが他の女性とどう違うのかが明確でないために、没個性な女性に見えてしまったこと。おかげで、カサノバがなぜあれほどフランチェスカに執着したのか、今ひとつ強いモチベーションに欠ける気がした。
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