製作年/公開日
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2006年 / 2006年06月17日
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製 作 国
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日 本
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監 督
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小泉 徳宏
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上 映 時 間
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119分
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公開時コピー
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彼女は、タイヨウに帰っていった。 僕の心に、歌をのこして。
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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YUI [as 雨音薫]
塚本 高史 [as 藤代孝治]
麻木 久仁子 [as 雨音由紀]
岸谷 五朗 [as 雨音謙]
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通山 愛里 [as 松前美咲]
田中 聡元 [as 加藤晴男]
小柳 友 [as 大西雄太]
ふせえり
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小林 隆
マギー
山崎 一 [as 遠山隆文]
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あ ら す じ
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海辺の街に暮らす16歳の少女雨音薫。彼女は太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気のため、昼間眠り、夜になると活動する不自由な毎日を送っていた。それでも家族や親友に支えられ、そして何よりも大好きな歌を歌うことで、日々を明るく生きていた。そんな彼女の密かな楽しみが、毎朝サーフボードを抱えて海へと向かう少年を部屋の窓から眺めること。彼は18歳の高校生藤代孝治。ある夜、いつものように公園で弾き語りライブをしていた薫は、目の前を通り過ぎる孝治に気づく。衝動的に彼を追いかけた薫は、勢い余ってそのまま愛の告白をしてしまう。
次に孝治に会った薫は、自分の歌を聞きに来るように孝治と約束する。孝治は約束通り薫のライブを聞きに訪れるが、薫はいつもの場所を占領されて困っていた。孝治はそんな薫をバイクに乗せ、横浜へと訪れる。横浜でライブを始めた薫は、やがて地元ではあり得ないような観衆に囲まれ、ライブは最高の盛り上がりを見せるのだった。
興奮冷めやらぬ薫は、うっかりして時間を忘れていた。気づくと、夜明けが間近に迫っている。急に帰ると言い出す薫に、訳がわからず戸惑う孝治。薫を家に送り届けた孝治は、彼女の親友である美咲からある事実を教えられるのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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XPとはただ紫外線を浴びなければいいのかと思っていたが、やがては神経障害を引き起こし死に至るという病気で、治療法もまだ見つかっていないことを知った。そんな主人公・薫を演じたYUIが本当に可愛く、また健気でついつい応援したくなる。そもそも人間は、自分の命に限りがあるにも関わらず、普段はそのことを忘れてつい無為に過ごしてしまう。自分の命があとわずかだと知って、初めて残された時間を無駄にするまいと努力できる。少なくとも、薫は自分に残された時間を精一杯生き、はかなく悲しい人生だったにもかかわらず、きっと幸せだったに違いない。歌を歌うためのギターを弾くことができなくなった時、それでも決して生きることに対して投げやりにならない薫の一途な姿が、観ている者の心に訴えかけてくる。
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