【File No.0366】

製作年／公開日 2006年 ／ 2006年07月15日 製　　作　　国 日　　本 監　　　　　　督 樋口　真嗣 上　映　時　間 135分 公開時コピー 　いのちよりも大切なひとがいる。1億2,000万人、すべての日本人に捧ぐ 最初に観たメディア 　Theater 　Television 　Video キ　ャ　ス　ト 　草�g　剛 ［as 小野寺俊夫］ 　柴咲　コウ ［as 阿部玲子］ 　豊川　悦司 ［as 田所雄介］ 　大地　真央 ［as 鷹森沙織］ 　及川　光博 ［as 結城慎司］ 　福田　麻由子 ［as 倉木美咲］ 　吉田　日出子 ［as 田之倉珠江］ 　柄本　明 ［as 福原教授］ 　國村　隼 ［as 野崎亮介］ 　石坂　浩二 ［as 山本尚之］ あ　ら　す　じ 　日本各地で大規模な地震が頻発する中、潜水艇《わだつみ6500》のパイロットの小野寺は、同僚の結城と共に地球科学博士田所の指揮の下、深海調査に参加する。そして、膨大な調査結果を分析したシミュレーションの結果、大地震と噴火活動によって日本が1年以内に沈没するという驚愕の事実を知り田所は驚愕する。 　田所の報告を受け、山本首相は諸外国に日本国民の受け入れを要請し、危機管理担当大臣の鷹森は日本を救う方法を求めて田所を訪ねる。そんな中、小野寺は被災現場でハイパーレスキュー隊員の玲子と出会い、お互いに心惹かれるのだった・・・・・。 たぴおか的コメント 　前作 が大ヒットを記録した作品のリメイク版にはロクな作品がないような気がするため、この作品も観るか観まいか迷った末に、結局は劇場へ行ってしまった。ただ、阿蘇山の噴火に始まり、とどめは太平洋海底の大爆発に至るまで、VFXは期待に応えて見事な出来映えだったと思う（そもそもそれが目当てで観ることにしたのだが）。これほど制作費をかけて作るならば、主演俳優の選択をもっと考えられなかったのだろうか。草�g君の演技は相変わらず上っ面だけで、死ぬか生きるかの瀬戸際に立たされている緊迫感が皆無。この配役が最大の失敗だと思う。柴咲コウは、あんな貧弱な体格でレスキュー隊なんてありか？トヨエツは、演技はともかく葉加瀬太郎モドキの髪型はやめて欲しかった（これは余談）。それはともかくとして、原作のボリュームを考えると、下手に人間ドラマに仕立てようとしたが故にそのあまりに多い登場人物のために作品全体が希釈されて散漫になってしまったのは当然の結果だと言えるだろう。ちなみに私は原作の小説も読んでいないし、もちろん73年の映画も観ていない。原作をパロディにした筒井康隆氏の小説『日本以外全部沈没』は面白かったが・・・・・なんていうのはどーでもいい話だね（笑）。 まぁ、今まで掲載作品がゼロだった邦画の【な〜の】に作品をアップできたことが最大の収穫かもしれない。