|
製作年／公開日
|
2005年 ／ 2006年07月15日
|
製 作 国
|
イギリス
|
 |
|
監 督
|
ニール・マーシャル
|
上 映 時 間
|
99分
|
|
公開時コピー
|
あなたの叫びは誰にも届かない
|
|
最初に観たメディア
|
|
|
キ ャ ス ト
|
シャウナ・マクドナルド ［as サラ］
ナタリー・メンドーサ ［as ジュノ］
アレックス・リード ［as ベス］
|
サスキア・マルダー ［as レベッカ］
マイアンナ・バリング ［as サム］
ノラ=ジェーン・ヌーン ［as ホリー］
|
|
|
あ ら す じ
|
冒険好きのサラは、友人のジュノ、ベスと共に激流下りを楽しんだ帰路に交通事故に遭う。彼女が病院で意識を取り戻した時、愛する夫と娘はすでに亡くなっていた。その1年後、ショックから立ち直ろうとしていたサラを励まそうと、友人たちが冒険旅行に誘う。
リーダーのジュノが企画したのは、アメリカのアパラチア山脈奥地の地下洞窟探検だった。参加したのは女性ばかりの6人。ロープを伝って穴の中へと降りていった一行は、突然の崩落事故で出口をふさがれてしまう。さらに悪いことに、功名心にはやるジュノは皆に内緒で前人未踏の洞窟を選んでいたのだった。地図もなく、捜索隊も期待できないことを知った彼女たちは、別の出口を見つけるため迷路の中を進んでいくが、人の気配を感じたサラは、暗闇の向こうに得体の知れない生き物がいることを知る。
サラの見た物を錯覚だと受け流した一行だったが、やがて彼女の言葉を信じざるを得ない状況に陥る。その得体の知れない生き物が、突如として彼女らに襲いかかってきたのだ。そして彼女らは、脚を骨折したホリーを捕らえた生き物たちが、ホリーの体を貪り食うという恐るべき光景を目にするのだった・・・・・。
|
|
たぴおか的コメント
|
冒頭から音響で驚かされるこの作品。"DESCENT"とは降下、急襲という意味の名詞だが、この作品にはその両方の意味が当てはまる気がする。地下3,000メートル（この深さは正直言って信じがたい。一体いつの間に彼女らはそんなに深く降下したのか？）の洞窟で、狭く暗く重苦しい空気の中、次から次へと人間が退化（あるいは進化？）した食人鬼に襲われるのだ。確かに前半は、このところのホラー作品の中では傑出した出来だとは思う。暗闇の洞窟で緊張を強いられ続けた人間の心理状態が、やがて緊張の極限を超えてしまった時に異常を来していく。そして、人間の狂気は化け物やゾンビといった、どんな物よりも恐ろしいと思う。が、あのキャラクターを登場させてしまっては、そこからは他のホラー作と何ら変わることのない、平凡名作品のひとつと化してしまったのが残念。心臓が悪い人と閉所恐怖症の人には絶対にオススメできない作品だ。ただ、サラの夫を巡るサラとジュノの確執はハッキリ言って蛇足でしょう。
|
