製作年/公開日
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2006年 / 2006年09月30日
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製 作 国
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アメリカ
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監 督
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M・ナイト・シャマラン
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上 映 時 間
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110分
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公開時コピー
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「急いで。ハッピーエンドまで、もう時間がないわ」
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ポール・ジアマッティ [as クリーブランド・ヒープ]
ブライス・ダラス・ハワード [as ストーリー]
フレディ・ロドリゲス [as レジー]
ジェフリー・ライト [as デュリー氏]
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ボブ・バラバン [as ハリー・ファーバー]
サリタ・チョウドリー [as アナ・ラン]
ビル・アーウィン [as リーズ氏]
M・ナイト・シャマラン [as ビック・ラン]
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あ ら す じ
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フィラデルフィア郊外のアパート。住み込みの管理人クリーブランド・ヒープは、日々雑用や修繕に明け暮れていた。そんなある夜、クリーブランドは中庭のプールに女性が潜んでいたのを発見する。まだあどけなさの残る美しい彼女が一体どこからやってきたのか、何者なのか、“ストーリー”という名前以外は何もわからない。その謎を解く鍵は、意外なところにあった。韓国人の女子大学生が語る東洋の伝説に登場する水の精“ナーフ”に、彼女が奇妙なほど合致していたのだ。
ストーリーは、自分の世界に戻らなければならないのだが、それを邪魔しようとする怪物がいるという。そして、彼女はクリーブランドに特別な力を持つ人間である記号論者(シンボリスト)、守護者(ガーディアン)、職人(ギルド)、治癒者(ヒーラー)を探し出すことを頼むのだった。彼らはこのアパートに住むが、それが誰であるかは本人にもわからないという。こうして、クリーブランドは住人たちの中から特別な能力の持ち主たちを探し始めるのだが・・・・・。
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たぴおか的コメント
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最初にひとこと言わせてもらいたいのは、「M・ナイト・シャマランはもう完全に終わってる」。『シックス・センス』で味を占めたのか、とにかく必要以上に技巧を凝らして観ている者をアッと言わせることのみのために映画を作ってきたようにすら思えるM・ナイト・シャマラン監督だが、『シックス・センス』は脚本の出来が素晴らしかったのであって、おそらくは監督の手腕による傑作ではなかったのだと思われる。そして、それは私にとっては面白くも何ともない最低の駄作だった『ヴィレッジ』を観れば明らかだ。さすがにそのことを悟ったのか、この作品は観ている者を騙そうなどという技巧を凝らすことなく、実にストレートに作られている。
内容は、過去を封印した男が水の精ストーリーと出会い、彼女を自分の世界に帰すというミステリアスなファンタジーで、記号論者・守護者・職人・治癒者を探し出す謎解きがひとつのキー・ポイントとなっている。そして、その謎解きに重きを置いたがために、肝心のストーリーに対する住人たちの思いが全く感じられず、クリーブランドがひとり空回りしているような印象を受けた。それにしても、『ヴィレッジ』でもこの作品でも登用するとは、シャマラン監督はよほどブライス・ダラス・ハワードという女優を気に入っているようだ。
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