評     価  

 
       
File No. 0395  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2006年10月07日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   オリヴァー・ストーン  
       
上 映 時 間   129分  
       
公開時コピー  
勇気そして生還
これは、真実の物語。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   ニコラス・ケイジ [as ジョン・マクローリン]
マイケル・ペーニャ [as ウィル・ヒメノ]
マギー・ギレンホール [as アリソン・ヒメノ]
マリア・ベロ [as ドナ・マクローリン]
スティーヴン・ドーフ [as スコット・ストラウス]
ジェイ・ヘルナンデス [as ドミニク・ペズーロ]
マイケル・シャノン [as デイヴ・カーネス]
ニック・ダミチ [as カシマティス中尉]
ダニー・ヌッチ [as ジラルディ]
フランク・ホエーリー [as チャック・セレイカ]
ドナ・マーフィ [as ジュディ・ジョナス]
アルマンド・リスコ [as アントニオ・ロドリゲス]
ヴィオラ・デイヴィス
ローラ・クック [as オリヴィア・ヒメノ]
コナー・パオロ [as スティーヴン・マクローリン]
アンソニー・ピッチニーニ [as JJ・マクローリン]
アレクサ・ジェラシモヴィッチ [as エリン・マクローリン]
モーガン・フリン [as ケイトリン・マクローリン]
 
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あ ら す じ    2001年9月11日早朝。いつものように出署した港湾警察のジョン・マクローリン巡査部長は、 いつものように部下をそれぞれの持ち場へと送り出す。ところが、現場で職務を遂行していた彼らを緊急で呼び戻す連絡が入る。午前8時40分過ぎ、世界貿易センター北棟にアメリカン11便が、南棟にユナイテッド175便が激突したのだ。
 急遽、マクローリンを班長とする救助チームが結成されるが、現場に到着するとそのあまりの惨状に言葉を失う。そして、マクローリンはビル内へ突入するメンバーを募り、新人警官のウィル・ヒメノを含む4名が志願した。彼らは閉じこめられている人々を救助するためにビルに潜入したが、その直後大音響と共にビル全体が崩壊を始めるのだった。
 崩落が落ち着き、マクローリンは部下の安否を確認するが、生きていたのはヒメノとドミニク・ペズーロの2名だけだった。しかも、マクローリンとヒメノは瓦礫の下敷きとなり身動きが出来ず、動けるのはペズーロのみだった。ところが、次の崩落が彼らを襲い、皮肉なことに体を動かせるペズーロが犠牲となってしまう・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    この作品が本国アメリカで公開された際、「9.11の悲惨さを伝え切れていない」という声が多かったと聞くが、全く同感。まずは、あの自爆テロで2,700名を超える人々が犠牲になっていることを忘れてはならない。そして、この作品はそんな状況下で幸運にも“助かった”2人を描いていること。助かった2人の周囲の人々にとっては感動のドラマに違いなかっただろう。しかしそのドラマは、犠牲者の遺族の方々の悲惨な現実の救いにはならない。また、監督がオリヴァー・ストーンであることから、観る前からある程度の退屈さは覚悟はしていた。が、実際に観てみると、簡潔にまとめれば90分にも満たない尺に収められるような物語を、手当たり次第エピソードを突っ込むことによって無理矢理120分を超える作品に引き延ばしているような印象を受け、その間延び感は正直言って不快だった。