File No.0398
製作年/公開日 2005年 / 2006年09月09日 製  作  国 台  湾
監      督 ロビン・リー 上 映 時 間 95分
公開時コピー  王子さまと結ばれただけでは、本当に幸せとはいえない。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 ビビアン・スー [as ドド]
 ダンカン・チョウ [as スマイリー]
 タン・ナ [as 魔女]
 チュウ・ユェシン [as ジャック社長]
 ラン・ウェピン [as ビッグ・キャット]
あ ら す じ  車椅子の少女ドドは歩くことができないため、外で遊ぶ子供たちを羨ましそうに眺めていた。そんな彼女の一番の楽しみは、寝る前に絵本を読んでもらう時間だった。そして、人間の足を手に入れる代わりに声を失う「人魚姫」の話を読んでもらってからは、自分も歩けるようになったら声が出なくなってしまうかもしれないと悩んでいた。
 そんな不安を胸にドドは手術を受け、無事に成功する。やがて、成長したドドは、何よりも靴が好きで誰よりも靴が似合う美しい女性になっていた。そして、彼女はジャック社長が経営する、飛び出す絵本で有名な出版社に勤務するようになる。そんなある日、ドドは急に歯が痛くなって、いつもイラストを受け取りに行くビッグ・キャットから教えられた歯科医へ治療に行く。そして、どこでドドはおとぎ話に出てくる王子様のようにハンサムで優しい歯科医のスマイリーと恋に落ち、とんとん拍子で結婚することになる。相思相愛の2人は幸せに暮らし始めるのだが、やがて悲しい運命がドドに訪れる・・・・・。
たぴおか的コメント  今まで公開初日の初回に観たことは数多いが、公開最終日のしかもレイトショーで観たのはこの作品が初めて。それほど話題にもなっていないし、もう終わりだから観客も少ないだろうと気楽に観に行ったのだが、とんでもない間違いだった。結局、座席はひとつ残らず埋まった上に、立ち見まで出る始末で、今後は最終日は初日と同じつもりで行かなければならないと痛感した。内容は一種のおとぎ話なのだが、その割にはラストが意外にも皮肉な結末なのがインパクトあり。それにしてもこの作品、あまりに台詞が少ないために、途中で何度も強烈な睡魔に襲われてしまった。一カ所だけ笑いを誘うシーンがあるのだが、その後何度も同じパターンが繰り返されるのにはちょっと辟易した。観ていた時には全く気づかなかったのだが、この作品中でもっとも台詞が多かったのはナレーションなのだが(登場人物のすべての台詞よりも、ナレーションの方が言葉が多かったのではないか?)、アンディ・ラウがナレーションを担当していたのには驚いた。