File No.0415
製作年/公開日 2006年 / 2006年11月18日 製  作  国 アメリカ
監      督 デヴィッド・フランケル 上 映 時 間 110分
公開時コピー  こんな最高の職場なら、死んでもいい! こんな最悪の上司の下で、死にたくない!
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 メリル・ストリープ [as ミランダ・プリーストリー]
 アン・ハサウェイ [as アンドレア・サックス]
 エミリー・ブラント [as エミリー]
 スタンリー・トゥッチ [as ナイジェル]
 エイドリアン・グレニアー [as ネイト]
 トレイシー・トムズ [as リリー]
 サイモン・ベイカー [as クリスチャン・トンプソン]
 リッチー・ソマー [as ダグ]
 ダニエル・サンジャタ [as ジェームズ・ホルト]
 ステファニー・ショスタク [as ジャクリーヌ・フォレ]
あ ら す じ  大学を卒業したばかりのアンディの夢は、ジャーナリストだった。そんな彼女がひょんなことから面接を受けたのは、NYの一流ファッション誌編集長のアシスタント。ファッションなどには興味ゼロのアンディを見た誰もが問題外だと思っていた中、なぜか当の編集長ミランダは彼女を採用するのだった。
 果てはジャーナリストになるため!と職場に向かったアンディだったが、彼女が手にしたアシスタント職は生易しいモノではなかった。超カリスマ的な存在として君臨するミランダは、まさに「プラダを着た悪魔」だったのだ。ミランダの要求は悪魔的にハイレベルで、朝から晩まで鳴り続ける携帯からは横暴な命令の数々。その上"センス、ゼロ!"と酷評され、アンディはこの業界が努力とやる気だけでは闘えないことを思い知らされる。キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃで、恋人ネイトの誕生日は祝えないし、友達にも愛想をつかされてしまう・・・・・。
たぴおか的コメント  本物の悪魔は、優しい顔をして近づいてきて、いざという時に裏切るもの。だから、メリル・ストリープ扮するミランダは、全く妥協を許さずに命令はめちゃくちゃ、その上優しい言葉一つかけはしないが、すべては仕事を成功させるためであって、彼女の「私がもしも男だったら仕事ができると評価されるのに」といった趣旨の言葉の通りだと思う。その証拠に、アンディがミランダの元を去って新たに受けた会社へ、ミランダは「最も優秀なアシスタントに辞められた。彼女を採用しないなら大馬鹿者だ」とFAXを送っている。自分の元を勝手に去ったアシスタントをけなすどころか、最大の讃辞をもって送るとは深い度量と暖かい心がなければできることではない。そして、最後にアンディと出会うシーンで、作品中唯一見せるミランダの笑顔が実に印象的だった。この作品の感想と言えば、大抵の人がアンディについて述べると思うので、今回は趣向を変えて「悪魔」についての感想を述べてみた。