評     価  

 
       
File No. 0432  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2006年12月09日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   クリント・イーストウッド  
       
上 映 時 間   141分  
       
公開時コピー   硫黄島で散った男たちから届けられる、世界へのメッセージ  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   渡辺 謙 [as 栗林忠道中将]
二宮 和也 [as 西郷]
伊原 剛志 [as 西竹一中佐]
加瀬 亮 [as 清水]
松崎 悠希 [as 野崎]
中村 獅童 [as 伊藤中尉]
裕木 奈江 [as 花子]
ルーク・エバール
マーク・モーゼス
ロクサーヌ・ハート
 
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あ ら す じ    第二次世界大戦の戦況が悪化の一途をたどる1944年6月。アメリカ留学の経験を持ち、米軍との戦いの厳しさを誰よりも覚悟していた陸軍栗林中将が硫黄島に降り立った。着任早々、無意味な精神論が幅を利かせていた軍の体質を改め、合理的な体制を整えていく。上官の理不尽な体罰に苦しめられ絶望を感じていた西郷も、栗林の登場にかすかな希望を抱き始める。栗林の進歩的な言動に古参将校たちが反発を強める一方、ロサンゼルス・オリンピック馬術競技金メダリストの西竹一中佐のような理解者も増えていった。そんな中、圧倒的な戦力のアメリカ軍を迎え撃つため、栗林は米軍が上陸すると予想される海岸の塹壕掘りをやめさせ、代わりに島中を張り巡らせた地下要塞の構築を進めていく。  
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たぴおか的コメント    実はイーストウッド作品はあまり好きじゃなく、加えて戦争物もあまり好まないため、劇場では観ないつもりだったのだが、会社の同僚に強く勧められて観ることとなった作品。日本人が観ても違和感を感じない日本人が描かれているハリウッド映画に初めて接した気がした。それだけイーストウッドの日本人に対する理解度が深いということで、このような作品が日本人監督ではなく外国人の監督によって制作されたことに正直驚きと同時に、日本人監督の力量のなさを痛感した。また、俳優陣も揃って監督の期待に応えるべく見事な演技を披露してくれているが、唯一の例外は西郷役の二宮和也。常に無表情で台詞にも全く抑揚がなく、彼の登場するシーンだけは盛り上がっていた気分が醒めてしまうのではないかと思ったくらいだ。