評     価  

 
       
File No. 0433  
       
製作年 / 公開日   2005年 / 2006年12月09日  
       
製  作  国   イタリア  
       
監      督   ロベルト・ベニーニ  
       
上 映 時 間   114分  
       
公開時コピー   心が君に届くまで、僕は愛を送り続ける。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ロベルト・ベニーニ [as アッティリオ・ジョバンニ]
ニコレッタ・ブラスキ [as ヴィットリア]
ジャン・レノ [as フアド]
トム・ウェイツ [as トム・ウェイツ]
エミリア・フォックス [as ナンシー]
ジャンフランコ・ヴァレット [as アッティリオの弁護士]
 
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あ ら す じ    2003年、イラク戦争直前のローマ。大学教授で詩人のアッティリオは、最新刊も高い評価を得ており順風満帆な日々を送っているかに見えた。だが、彼はある女性と結婚するという同じ夢を毎晩見ていた。その女性とは、美しき伝記作家ヴィットリア。現実ではアッティリオとヴィットリアには2人の娘がいたが、アッティリオの浮気が原因で別居を余儀なくされていた。彼女の行く先々に現れては一方的に思いを伝えるアッティリオにうんざりしていたヴィットリアは、「ローマに雪が降ってその中で虎を見たらあなたと暮らす」とはぐらかすのだった。
 そんなある時、アッティリオの友人でもある著名な詩人フアドの伝記を仕上げるために、ヴィットリアはフアドのいるバグダッドに向かう。しかしイラクでは戦争が勃発しており、戦火に巻き込またヴィットリアは意識不明の重体に陥ってしまう。一報を聞いたアッティリオは、あらゆる手段を使ってイラクにたどり着き、彼女を救うため東奔西走するのだったが・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    全編を通してベニーニが落ちつきなく機関銃のように喋りまくり動きまくるのには、正直言って辟易した。ヴィットリアが、彼女にしつこくつきまとうアッティリオにうんざりしていた気持ちが本当によくわかる(笑)。おかげで、本来は笑いを取るであろうシーンでも、彼のギャグがすべり過ぎで笑えない。ヴィットリアにあそこまで夢中になるのであれば、なぜ浮気などして別居する羽目になったのか、今ひとつ説得力に欠ける。ラストシーンでは隣の席の女性が泣いていたのだが、私にはあれを観て泣く気持ちになどまったくなれなかった。ベニーニ扮するアッティリオの言動を観る限り、「愛がすべて」だというイタリア人とは極めて理解不能な人種に思えて仕方ない。