評     価  

 
       
File No. 0434  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2006年12月16日  
       
製  作  国   フランス  
       
監      督   ニルス・タヴェルニエ  
       
上 映 時 間   96分  
       
公開時コピー   踊る、ただ一度の恋のため。
それは、踊りを禁じられた国の王女の切なくも美しい恋の物語
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   マルゴ・シャトリエ [as オーロラ王女]
ニコラ・ル・リッシュ [as 画家]
キャロル・ブーケ [as 王妃]
フランソワ・ベルレアン [as 王]
カデル・ベラルビ [as アブダラ王子]
マリ=アニエス・ジロ
ヤン・ブリダール
ティボール・ド・モンタレンベール
 
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あ ら す じ    踊ることを禁じられた王国に生まれながら、王女のオーロラは何よりも踊ることが大好きだった。父であるに咎められても、弟のソラル王子を唯一の観客に宮殿の庭や森で優雅に美しく踊り続けるのだった。やがて、王国は財政破綻の危機に瀕し、側近の進言により姫を裕福な異国の王子と政略結婚させることをやむなく承諾した王は、候補者を募るべく久方振りに舞踏会を開くことを決意する。
 舞踏会にはオーロラの肖像画を飾らなければならず、そのために王は画家を招く。ところが、オーロラは彼女の肖像画を描く貧しい画家に心を惹かれてしまう。娘を裕福な王子に嫁がせたい王に、娘の愛する相手と結婚させてやりたい王妃は異を唱える。王に反対する王妃が邪魔だった側近は、密かに王妃に毒を盛り亡き者にしようと企てるのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    パリ・オペラ座のトップダンサーが全面協力しているだけあって、主人公のオーロラの踊りを筆頭にして幻想的な世界を創り上げている・・・・・と、そこまでは良かったのだが、後半は「幻想的」が度を超してしまい興醒め、あのエンディングには「これで終わりか?」と呆気にとられてしまった。せっかくあれだけのダンサーを揃えたのだから、下手なCGなど使わずに正々堂々とダンスを魅せてくれればいいと思う。雲の上のダンスシーンにしても、実際にオーロラが雲の上まで飛んで行くなどという設定にせずに、例えばオーロラの夢の中のシーンにするとか、あるいは精神だけが体から離れて行ったとか、もっと方法があったはずだろうと思うだけに残念だ。