評     価  

 
       
File No. 0436  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2006年12月23日  
       
製  作  国   韓  国  
       
監      督   キム・テギュン  
       
上 映 時 間   113分  
       
公開時コピー   初雪が 降るまでは 命をください  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   ヒョンビン [as カン・ジェギョン]
ヨンヒ [as イ・ウナン]
イ・ハンソル [as ミョンシク]
チョン・ウク [as 校長]
 
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あ ら す じ    わがままで傲慢な財閥の御曹司ジェギョンは、生きる目的も持たず、ただ喧嘩と遊びに明け暮れる生活を送っていた。18歳の誕生日には、念願の住民登録証が手に入り、祖父が遺した莫大な財産を相続するはずだったのだが、祖父の遺言状には遺産相続にある条件が付されていた。それは、片田舎の歩ラム高校を卒業することで、もしも自主退学した場合には全財産は社会に還元されるというものだった。
 手っ取り早く遺産を手に入れるためには強制退学しかないと考えたジェギョンは、登校初日にいきなりクラスメイトのミョンシクに喧嘩を売ったり、果ては校長に裏金を渡したりもしたが、どうしても強制退学には至らなかった。そんな中、ジェギョンはクラスの委員長ウナンのことが気になり始める。親に捨てられたウナンは、ガソリンスタンドのバイトでお金を貯め、自分が育った孤児院のためにミュージカル「サウンド・オブ・ミュージック」をプレゼントしようと計画していた。そんな天真爛漫な彼女に対して、やがてジェギョンは恋に落ちるのだが、ウナンもまたジェギョンに惹かれていく。しかし、ウナンには恋をして胸をときめかせることさえ心臓に負担となってしまう、肥大性心筋症という死の病を背負っていた・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    チョン・ジヒョンやハ・ジウォン、ソン・イェジンと、その美しさにインパクトを受けた韓流女優は少なくないが、この作品のヨンヒにはその誰よりも強烈な印象を焼き付けられた。日本の女優に例えると上野樹里タイプで、特に目を惹くような美人ではないのだが、ストーリーが進行するにつれてどんどん綺麗に見えてくる。そして、ますます彼女が愛おしく思えてくる。主演のヒョンビンは今最も注目されている若手俳優らしいが、彼の演技などどうでもよくなるほど、気が付いたらヨンヒ扮するウナンから目を離せなっていた。この作品に星を8個付けたのも、作品自体ではなくすべてはヨンヒという女優への評価なのだ。久しぶりに韓国映画で感動を覚えたのも、彼女の演技によるところがすべてと言っていい。