評     価  

 
       
File No. 0437  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2006年12月23日  
       
製  作  国   アメリカ  
       
監      督   ジョナサン・デイトン / ヴァレリー・ファリス  
       
上 映 時 間   100分  
       
公開時コピー   夢と希望を乗せて、黄色いバスは行く  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   グレッグ・キニア [as リチャード・フーヴァー]
トニ・コレット [as シェリル・フーヴァー]
スティーヴ・カレル [as フランク]
アラン・アーキン [as グランパ]
ポール・ダノ [as ドウェーン・ファーヴァー]
アビゲイル・ブレスリン [as オリーヴ・フーヴァー]
 
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あ ら す じ    アリゾナに住むフーヴァー一家は、皆がバラバラで崩壊寸前の家族だった。独自の成功論を振りかざす父親のリチャードに対し、家族を必死でまとめようとする母シェリル。家族を嫌って言葉を発さない長男ドウェーン、ヘロインの常習者で言いたい放題のグランパ。さらには、失恋が原因で自殺を図ったゲイの叔父フランクまでが加わり、家族は一触即発状態に陥っていた。そんな中、9歳の小太りなメガネ少女オリーヴの夢は、“リトル・ミス・サンシャイン”コンテストで優勝することだった。コンテストのビデオを研究したり、大好きなグランパの指導でダンスを特訓したりという毎日だった。
 そんな彼女の元に、朗報が舞い込む。カリフォルニアで行われる“リトル・ミス・サンシャイン”コンテストに繰り上げ参加が決定したのだ。問題だらけのフーヴァー家は、家族6人が黄色いミニバスに乗り込み、一路コンテスト会場を目指すのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    サンダンス映画祭で絶賛を浴び、インディ作品としては異例のヒットを記録した作品。ひと癖もふた癖もある家族に、車での旅を通して変化が訪れるというロードムービーだ。バラバラだった家族が次第に結びついていく、それを決して湿っぽくさせずに軽妙に見せてくれている。ストーリーは決して派手でないために、下手をすれば駄作に陥ってしまうところだが、そこはグレッグ・ギニアやトニ・コレット、スティーヴ・カレルらが巧みな演技で全く退屈さを感じることなく楽しませてくれる。オリーヴを演じたアビゲイル・ブレスリンは、小太りで幼児体型のオリーヴを演じるために、子供用のファット・スーツを着込んでいたとのことで、あの可愛らしいルックスとは不釣り合いな体型だと違和感を感じたが納得。