評     価  

 
       
File No. 0438  
       
製作年 / 公開日   2005年 / 2006年10月21日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   大崎 章  
       
上 映 時 間   105分  
       
公開時コピー   10分100円、のんびり一休みしていきませんか?
たくさんの出会いと明日への一歩がつまったちょっといいお話。
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   大森 南朋 [as 大山タカシ]
キタキ マユ [as OL]
寺島 進 [as 坂本]
松重 豊 [as 後藤]
光石 研 [as 帽子の男]
水橋 研二 [as 借金取り]
内田 春菊 [as 売店のおばさん]
峰岸 徹 [as 監督]
キム・ホジョン [as アジア女性]
 
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あ ら す じ    会社をリストラされて東京から故郷に戻った大山タカシは、高校時代の野球部の仲間たちと飲んでいるうちに酔った勢いで東京行きの電車に乗せられてしまう。目覚めた場所は都会の公園。再び上京した理由をさっぱり思い出せないまま、スーツ姿の見知らぬ男から10分100円でキャッチボールの相手をするキャッチボール屋の店番を頼まれる。結局男は戻ってくることはなく、彼からの言伝だと言って売店のおばさんから渡されたのは、部屋の鍵と地図だった。
 公園で過ごす日々の中で出会うのは、一癖あるおとなたち。甲子園での果たされなかった思いを引きずる謎のサングラスの男坂本、こまめに仕事を探しているおしゃべりな借金取り、ベンチに座り暇をもてあそぶ体の大きなサラリーマン後藤、キャッチボールに息子との思い出を重ねる帽子の男、タカシに声を掛けてくる謎のOL
 次第にわかる彼らの過去。それぞれに忘れられない思いを抱えて立ち止まっている現在。彼らがタカシとのキャッチボールを通じて、不器用にあたたかく心を通わせていく中で、それぞれに新しい一歩を踏み出す勇気を取り戻していく。そしてタカシもまた・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    内容はそこそこ悪くはなかったのだが・・・・・邦画でこれほど字幕が欲しいと痛感した作品も珍しい。自分が難聴になったのかと疑うくらい、セリフが聞き取り難かった。それと、主人公のタカシは補欠とは言え高校野球をやっていたという設定なのだが、大森南朋のキャッチボールを見ていると、野球経験者とはとうてい思えないようなお粗末さ。キャッチボールをやらせれば、経験者か素人かは一目瞭然なのだ。逆に、寺島進のピッチングの見事さには驚いた。そして、相変わらず言葉が少なく不気味な雰囲気を醸し出す松重豊が、ここでもいい味を出している。謎のOLを演じたキタキマユは、ちょっと面白い女優で今後を注目したい気がする。