評 価
File No.
0439
製作年 / 公開日
2006年 / 2006年12月30日
製 作 国
ド イ ツ
監 督
グレゴール・シュニッツラー
上 映 時 間
103分
公開時コピー
その雲が彼女の運命を瞬時に変えた。
極限状況(パニック)下に生まれた愛の奇跡!!
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
パウラ・カレンベルク
[as ハンナ]
フランツ・ディンダ
[as エルマー]
ハンス=ラウリン・バイヤーリンク
[as ウリー]
リッチー・ミュラー
[as エルマーの父コッホ]
トマス・ヴラシア
[as ハネス]
カリーナ・ヴィーゼ
[as パウラ]
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あ ら す じ
ハンナ
は母親と幼い弟
ウリー
の3人暮らし。ある日授業に遅刻したハンナは、先生から質問をされ答えに詰まってしまったところを、普段は無口な転校生
エルマー
が完璧に答えて見せた。授業の後ハンナが図書館に行くと、そこにはエルマーがいた。話しかけたそうにハンナを見つめるだけで何も言わないエルマー。ハンナは、そんなエルマーの存在が気になり始めていた。
ある日、ハンナの母親が仕事で出張する事になり、ウリーの世話をハンナが見る事になる。その日の試験中、ハンナはエルマーから呼び出され人気のない教室へ行くと、ぎこちない会話の後で突然キスをされる。喜んだのも束の間、その時ABC警報が鳴り始める。人々は逃げまどい校内は大混乱になってしまう。ハンナはウリーのために家に戻り、エルマーは自分の車でハンナを家に迎えに行く約束をして別れる。
様々な情報が飛び交うが、エバースベルト原発で放射能漏れの事故が起こり、そこは母が仕事で行っているシュヴァインフルトのすぐそばである事が分かる。そして警察のアナウンスは住民は家に留まるように指示していたが、みんなは車で逃げる準備を始めていた。
エルマーを待つハンナの元に母親から連絡が入り、弟を連れてすぐにハンブルクの伯母の所に逃げるように言われ、ハンナはウリーと2人自転車で逃げ出す。エルマーがハンナの家に到着した時、そこには点けっぱなしのラジオがむなしく鳴り響くだけだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
ドイツ本国でベストセラーとなった小説を映画化した作品。パニック状態に陥った群衆の恐ろしさと、それに翻弄される高校生の男女の愛が克明に描かれている。予告編で一度観たとはいえ、やはりハンナの弟のウリーの事故シーンは観ていてあまりに痛ましい。そして、母までも失ってひとり生き残ったハンナが、エルマーと再会して生きる力を取り戻していくのを観ると、人間の生命力の底力を改めて知らされた気がする。頭を丸坊主にしてまで熱演したパウラ・カレンベルクの熱演には感動を覚えずにはいられない。