評 価
File No.
0443
製作年 / 公開日
2006年 / 2006年12月23日
製 作 国
日 本
監 督
林 徹
上 映 時 間
126分
公開時コピー
最悪の地獄
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト
仲間 由紀恵
[as 絵島]
西島 秀俊
[as 生島新五郎]
井川 遙
[as 月光院]
及川 光博
[as 間部詮房]
杉田 かおる
[as 宮路]
麻生 祐未
[as 小萩]
中山 忍
[as 藤川]
木村 多江
[as 法心院]
松下 由樹
[as 蓮浄院]
柳葉 敏郎
[as 仙石久尚]
岸谷 五朗
[as 秋元喬知]
高島 礼子
[as 天英院]
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ
18世紀初頭、7代将軍徳川家継の時代。将軍といえども家継はまだ5歳と幼く、代わりに実権を握っていたのは能役者から側用人に成り上がった
間部詮房
だった。そしてその間部は、6代将軍家宣の側室で将軍の生母である
月光院
と恋仲にあった。一方、間部や月光院を快く思わない老中
秋元喬知
や家宣の正室
天英院
たち。両者は、方や幕政の権力争い、方や女の意地を賭けた闘いを繰り広げており、場内は混沌としていた。
そんな中、月光院の推挙で若くして大奥総取締を務めるのは、町人出身ながら聡明な
絵島
だった。ところがある時、間部と月光院の秘密の関係が、月光院を目の敵にしている天英院に知られてしまう。天英院はこのスキャンダルを暴露するため、月光院派の絵島を罠にはめる策略を講じる。女盛りだが男を全く知らない絵島に、歌舞伎の看板役者
生島新五郎
を接近させるのだった・・・・・。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント
フジテレビで放映された時代劇ドラマ『大奥』の劇場版作品。私はテレビドラマも観たことがなければ、実はこの作品も劇場で観るつもりはなかった。だが、たまたまこの時期に某大手シネコンの1ヶ月無料パスを手に入れたために、無料だったらいいだろうと劇場で観ることにした。とにかく文字通り豪華絢爛で煌びやかな映像という点では文句の付けようがなく、主演者たちもそれぞれの役所を押さえた演技は見応えがある。とは言っても、内容は決して「楽しい」作品とは言えず、重苦しさを感じるのは否定できない。それだけに、鷲尾真知子扮する葛岡以下3名の茶々を入れるような笑いを取るシーンが、そこだけ浮いてしまっていて邪魔で仕方ない。もちろん全く笑う気になどなれない。『踊る大捜査線』にスリー・アミーゴを登場させるのとは意味合いが違うだろう。