評 価
File No.
0447
製作年 / 公開日
2006年 / 2007年01月13日
製 作 国
日 本
監 督
若松 節朗
上 映 時 間
115分
公開時コピー
忘れない痛み、消せない絆
僕を誘拐した“ほんとうの母親”を探しに旅に出る
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最初に観たメディア
Theater
Television
Video
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キ ャ ス ト
松雪 泰子
[as 愛子]
柄本 佑
[as 真人]
野村 佑香
中村 映里子
[as 沙代]
寺島 進
[as 愛子の夫]
余 貴美子
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あ ら す じ
17歳の少年
真人
は、裕福な歯科医の家庭に生まれ、両親と3人暮らしの何不自由のない生活を送っていたが、上辺だけの愛情を注ぐ母親に失望していた。真人は自分が生まれたばかりの時に誘拐されていたこと、その犯人の女性が沖縄に住んでいることを知り、家から大金を持ちだして沖縄へと向かう。
沖縄に着いた真人は、入院中の夫を見舞いながら、海辺の小さな食堂をひとりで切り盛りしている女性
愛子
と出会う。彼女がかつて自分を誘拐した犯人だったのだ。真人はそこでかつて愛子が自分に付けた"良介"という名を名乗り、住み込みでアルバイトをすることになる。真人に対してなかなか心を許さない愛子だったが、懸命に働き愛子を慕う真人に、次第に心を許すようになるのだった。そんな2人の関係は、親子でもなく恋人でもない奇妙な愛情で成り立っていた。
そんなある日、東京から真人の友人の
沙代
が真人を追って沖縄に訪れる。沙代は話があると言い、真人は彼女の泊まるホテルで一夜を過ごす。翌日、明るい顔で東京に帰ると言い別れた真人と沙代だったが、その夜の祭りの最中に沙代は遺体となって発見されるのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
親子の愛情でもなく、男女間の愛でもない、非常に微妙な感情が揺れ動く作品で、主演の松雪泰子が新しい境地を切り開いて見せてくれる。相手役の柄本佑は、父親が柄本明であることが一目瞭然なほど、特に目のあたりがソックリだ。演技もボソボソとしゃべるところが似ている。感情の起伏が見られず、特に表情が全くと言っていいほど変わらないため、正直演技が上手いとはお世辞にも言えない。松雪泰子におんぶにだっこ、と言わざるを得ないだろう。その分、余貴美子や野村佑香、中村映里子といった女優陣が頑張ってくれており、観終えた後は女優陣の印象しか残っていない。