評     価  

 
       
File No. 0454  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2007年01月27日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   阪本 順治  
       
上 映 時 間   125分  
       
公開時コピー   あなたの妻でいて、幸せでした。
今、私のもうひとつの人生が、始まります。
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   風吹 ジュン [as 関口敏子]
田中 哲司 [as 関口彰之]
常盤 貴子 [as 関口美保]
加藤 治子 [as 宮里しげ子]
豊川 悦司 [as 野田]
寺尾 聰 [as 関口隆之]
藤田 弓子 [as 美奈子]
由紀 さおり [as 和世]
今 陽子 [as 栄子]
三田 佳子 [as 伊藤昭子]
 
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あ ら す じ    夫隆之を突然の心臓発作で亡くした関口敏子。行ったきりだったアメリカから帰った長男の彰之は、葬儀から帰宅するやいなや隆之の遺言でこの家は自分がもらうと言い出し、長女の美保は兄のあまりの身勝手さに憤慨する。ちょうどその時、隆之の携帯電話が鳴った。電話をかけてきたのは伊藤と名乗る女性で、隆之の死を知って動揺する様子に敏子は胸騒ぎを覚えた。
 ある日、敏子は親友の美奈子和世栄子らと共に自宅で食事をしているところへ、杉並蕎麦の会の今井が訪れる。そして、隆之は毎週木曜に蕎麦の会に行っていたとばかり思っていた敏子は、今井の「今年はまだ一度も来ていない」という言葉に驚く。隆之は嘘をついていたのだ。敏子は、夫の嘘が伊藤という女性に関係あると直感し、伊藤を呼び出すのだった。
 翌日訪れた伊藤昭子から、隆之とは会社の同期でもう10年も交際が続いていると聞かされ、戸惑いと怒りを覚える敏子。そんな敏子の気持ちにはお構いなしに、彰之は同居や遺産相続の話をまくし立てる。息子のあまりの自分本意な態度に耐えきれず、家を飛び出した敏子が宿泊場所に選んだのは、立川駅前のカプセルホテルだった。そして、そこで彼女は常連客らしい宮里という老女やホテルの管理人の野田らと知り合うのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    1ヶ月の無料フリーパスがあったからこそ観た作品。主演の風吹ジュンは、その昔アイドルだった頃からあまり好きではなかったし(もちろん今でも好きではない)、その他のキャストにも魅力を感じなかったためだが、その理由は明快。出演者の年齢層が高過ぎるのだ。ざっと見ても、吹雪ジュン、寺尾聰、三田佳子、加藤治子、藤田弓子、由紀さおり、今陽子と、よくもこれだけ大御所クラスを揃えたものだ。唯一の救いは常盤貴子の存在なのだが、悲しいかな彼女にもかつてのオーラは失せてしまっている。加えて、夫を亡くした50代女性の生き方と言われても、世代も性別も違う私にはピンとこないし共感もできない。「だったら、なぜ観に行った?」と思われるだろうが、その理由はくどいようだが「無料だったから」以外の何物でもない。