評     価  

 
       
File No. 0455  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2007年02月03日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   両沢 和幸  
       
上 映 時 間   115分  
       
公開時コピー   友達は必要ですか?  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   北川 景子 [as リナ]
本仮屋 ユイカ [as マキ]
黄川田 将也 [as 洋介]
大谷 直子 [as 看護師長]
宮崎 美子 [as 加奈子]
大杉 漣 [as 幸三]
 
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あ ら す じ    家庭を顧みない父・幸三と過保護な母・加奈子の下で何不自由なく育った高校生リナ。誰もが羨む完璧なルックスで周囲から持て囃され、取り巻きに囲まれながらただ時間を消耗するかのように毎日を過ごしていた。しかし、ある夜クラブで突然気を失ってしまう。気が付くと、リナは病院のベッドにいた。3日間の検査入院をすることになったリナのもとへ、同じ病院に通うマキが見舞いに訪れる。小学校からの同級生だとマキは言うが、リナはマキのことなど全く記憶になかった。
 退院して自宅に戻ったリナは、大事な話があるという両親の言葉に耳を貸さず、そんなリナに怒った幸三はリナが癌であることを告げてしまう。リナの闘病生活は始まり、髪は抜け落ちて痩せ衰えたリナは、かつて遊び回っていた頃のルックスを失い、利用していた“友達”からも見放されてしまう。そんなリナのもとへ毎日訪れ励ましてくれたのがマキだった。癌の転移で胸に消えない傷痕を負い、自殺するまでに追い込まれたリナだったが、マキの命がけの説得で思いとどまると同時に、“友達”というかけがえのない存在に初めて気づくのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    クラブ・クイーンの名をほしいままにし我が物顔で振る舞うリナ、演じた北川景子はモデル出身とのことで、なるほどと頷けるルックスをしている。そして、「友達は利用するもの」という彼女の言葉は、誰とも心を通わせない彼女にとっては真理だったのだろう。けれども、人は絶望の淵に立たされた時、ひとりではどうしようもなくなる。そんなリナに手をさしのべたマキの優しさは、おそらく真綿が水を吸うようにリナの心にしみ通っていったいったに違いない。そして、初めて人はひとりでは生きられないことを知る。看護士になったリナに「ありがとう」を言うマキ、それに答えて「お礼なんて要らない、だって友達でしょう?」と答えたリナの言葉が優しかった。