評     価  

 
       
File No. 0458  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2007年01月27日  
       
製  作  国   韓  国  
       
監      督   チョ・グンシク  
       
上 映 時 間   116分  
       
公開時コピー   あの日に帰りたい・・・君と過ごした一瞬の夏。  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   イ・ビョンホン [as ユン・ソギョン]
スエ [as ソ・ジョンイン]
オ・ダルス [as ナム・ギュンス]
イ・セウン [as イ・スジン]
 
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あ ら す じ    60歳を超えた今も独身を貫き通す元大学教授のユン・ソギョン。そんなソギョンのもとに、元教え子のイ・スジンが訪れた。放送作家をしているスジンは、ソギョンの初恋の相手を探す番組を企画していたのだ。手がかりは、ソギョンが差し出した「キョンアの花を折った男」という古びた本だけだった。
 スジンはプロデューサーのキムとともに、ソギョンが大学時代にボランティア活動をしていたという田舎の農村を訪れる。そして、老人の話から、図書館で司書をしていたソギョンの初恋の人ソ・ジョンインは、ずっと昔に男と駆け落ちをしたという衝撃的な事実を聞く。
 1969年、夏。学生だったソギョンは、プレイボーイを気取る問題児だった。ボランティア活動もサボってばかりのソギョンはある日、古ぼけた家屋から聞こえてくる歌声に引き寄せられ、清楚で美しい女性ジョンインと出会う。彼女が図書館で落とした本「キョンアの花を折った男」をきっかけに、ソギョンはジョンインと徐々に親しくなり、生涯一度だけの純粋で情熱に満ちた恋に落ちる。ところが、彼女はなぜか村人たちに疎まれ、いつも浮いた存在だった。理由は、彼女の父親が共産主義者であったがために、村を追われたことにあった。
 その理由を知ったソギョンは、ジョンインを村から連れだしソウルに向かうことを決心する。しかし、その夏の終わりに大学のキャンパスは厳しさを増す政治情勢によって状況が急変し、時代のうねりはふたりの愛をも無残に引き裂いていくのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    例によって、無料パスのために観る気になった作品。劇場へ行って驚いたのは、相も変わらず50代以上の女性が観客の9割以上を占めていたこと。普段は映画など興味はないが、ただイ・ビョンホン見たさに劇場へ来ているのではないだろうか。イ・ビョンホン恐るべし。それはともかく、学生運動や学生たちが掲げる「三選反対」のスローガン、そして、ベトナム戦争といった60年代末の韓国の歴史的背景を知らないと後半の展開が今ひとつ理解できないようだ。キャストは、『甘い人生』以来2年ぶりに満を持しての新作となるイ・ビョンホンと、よくもこれだけ次から次へと魅力的な女優が登場するなぁ、と今回もまた感心させられた清楚感にあふれるスエで、決して素材は悪くない。が、出来上がりは残念ながら素材の良さを生かし切れていない。