評     価  

 
       
File No. 0460  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2007年02月10日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   馬場 康夫  
       
上 映 時 間   116分  
       
公開時コピー  
戦国よりも幕末よりもハイテンションな、あの時代へ
ニッポンを救う!タイムスリップ・ラブコメディ!!
 

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
キ ャ ス ト   阿部 寛 [as 下川路功]
広末 涼子 [as 田中真弓]
薬師丸 ひろ子 [as 田中真理子]
吹石 一恵 [as 宮崎薫]
伊藤 裕子 [as 高橋裕子]
劇団ひとり [as 田島圭一]
小木 茂光 [as 菅井拓朗]
森口 博子 [as 玉枝]
伊武 雅刀 [as 芹沢良道]
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
あ ら す じ    国の借金が800兆円に膨らみ破綻寸前の2007年、元彼の借金を背負わされ借金取りの田島に毎日のように追われる田中真弓に、追い打ちをかけるように母・真理子の訃報が届く。そんな真弓のもとへ財務省官僚の下川路が訪れる。実は真理子は死んでおらず、諸悪の根源であるバブル崩壊を阻止すべく1990年にタイムスリップしたまま行方不明になっていると言う。17年前に戻って真理子を探してほしいと頼まれた真弓が乗り込むタイムマシンは、なんと古びたドラム式洗濯機だった。
 真弓がたどり着いたのはバブル絶頂期の日本で、そこで再会した下川路は17年後の真面目な堅物とは正反対の、女たらしで軽薄なイケイケ男だった。未来とのギャップに戸惑いながらも、真弓は下川路に事情を説明して協力を仰ぐ。下川路は真弓の話には半信半疑ながらも、その軽薄さから彼女に協力することになる。真弓は真理子が会ったであろう、下川路の上司である大蔵省金融局長芹沢良道を訪ねるが、芹沢は真理子には会っていないとの一点張りだった。この態度を不審に思った下川路は、女友達でテレビ局のリポーターのに協力を求める・・・・・。
 
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
たぴおか的コメント    久しぶりにスクリーンで広末涼子を観たが、改めて女優としての彼女に思い切り惹かれてしまった。特に表情や目での演技が、昔と比べてずいぶん上手くなったと感心した(私情が相当絡んでる気もするが)。「眉毛、太っ!」のセリフは予告編で何度も観ているにもかかわらず、また吹き出しそうになってしまった。バブルの絶頂期ってどんなだったかなぁ、と懐かしさ半分で期待していたが、そこは全員が熱病に冒されたような異様なハイテンションの時代だった。特に女性の髪型やメイク、服装は明らかに現代とは別物で、おそらく当時の流行のファッションで今の六本木を歩くには相当な勇気が要ることだろう。そんな時代の描写にかなりの時間を割いてしまったようで、後半はストーリーがかなり駆け足になってしまっているが、主役から脇役までがバブルという時代と同様のハイテンションで盛り上げ、にラストはこの手のコメディとしてはお約束のハッピーエンド。最後まで退屈せずに安心して楽しめる作品だ。