評     価  

 
       
File No. 0465  
       
製作年 / 公開日   2003年 / 2007年01月27日  
       
製  作  国   オランダ  
       
監      督   ロバート・ヤン・ウェストダイク  
       
上 映 時 間   94分  
       
公開時コピー   私ってめんどくさい?  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   キム・ファン・コーテン [as フィレーネ]
ミヒル・ホイスマン [as マックス]
タラ・エルダース [as ラーラ]
ハディヴィック・ミニス [as クロッチ]
キーナン・レイヴン [as LT]
カート・ロジャース [as レジナルド]
レオーナ・フィリッポ [as ジョアン]
リースベット・カーマーリング [as フルール]
ダーン・スフーアマンス [as ディラン]
 
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あ ら す じ    “Sorry”という言葉が大嫌いで、人がその言葉を口にしたのを聞くだけで、すぐにキレてしまうフィレーネ。当然恋人とも長続きしないのだが、そんな彼女の前にイケメンの役者マックスが現れ、2人はたちまち恋に落ちる。
 しかし、ラブラブなのもつかの間、ある日マックスから「フィレーネ、話がある」と切り出される。恋人からそう言われることもまた、フィレーネがキライなことのひとつだった。マックスの話とは、演劇のためにニューヨークへ行くというものだった。素直にマックスをニューヨークへ送り出したものの、フィレーネは独りの寂しさと不安に耐えきれなくなり、ついにマックスを追ってニューヨークへと向かうのだった。
 ニューヨークで念願のマックスに再会したフィレーネだったが、なぜか煮え切らないマックスの態度に疑問を抱く。そして、マックスの稽古を見に劇場へ訪れたフィレーネは、マックスが楽屋で同じ役者仲間のジョアンと抱き合っている場面に遭遇してしまう・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    いきなりオープニングから大勢の全裸の老紳士・老婦人が登場して、一体本編はどうなるのかと心配になったが、確かに露骨な会話はあるものの映像自体はそれほど過激なシーンもなく、なぜこの作品がR-18指定なのかが疑問。むしろ、R-15指定だった、先日の『刺青 堕ちた女郎蜘蛛』や昨年の『TANKA』の方がR-18にすべきではないかと思う(特に『TANKA』は)。主人公のフィレーネを演じたキム・ファン・コーテンは、正直言って個人的にはあまりタイプではない女性だったものの、それでも魅力的のあるフィレーネというキャラクターを作り上げている。確かに、絶対に「Sorry」と言わないフィレーネも悪いが、NYでの2人の喧嘩に関しては、どう見てもフィレーネの言動の方がまともだとしか思えなくなるほど、マックスの取り組んでいた芝居『ロミオとジュリエット』は異常過ぎる(笑)。あれでは、シェイクスピアが怒りのあまり化けて出て来るのではないだろうか。というか、あんな過激な芝居の上演がニューヨークでは許されるのか??