【File No.0479】
製作年/公開日 2006年 / 2007年03月17日 製  作  国 アメリカ
監      督 ショーン・レヴィ 上 映 時 間 108分
公開時コピー  みんなみんな、動き出す!
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 ベン・スティラー [as ラリー・デリー]
 カーラ・グギーノ [as レベッカ]
 ディック・ヴァン・ダイク [as セシル]
 ロビン・ウィリアムズ [as セオドア・ルーズベルト]
 ミズオ・ペック [as サカジャウィア]
 ミッキー・ルーニー [as ガス]
あ ら す じ  夢想家で失業中の冴えない男ラリー・デリーは、妻と離婚して最愛の息子ニッキーからも愛想を尽かされていた。彼が定職に就くまではニッキーを預かると元妻から宣言され職探しを始めたラリーは、ハローワークから紹介された唯一の求人に応募すべく、国立自然史博物館へと向かうのだった。
 ラリーに与えられた仕事は博物館の夜警で、引退する先輩の老警備士3人から引き継ぎを受け、夜の博物館での勤務初日を迎える。退屈な仕事に思えた夜警だったが、それがとんでもない思い違いであることをラリーは思い知らされる。見回りをしていたラリーの目の前で、ティラノサウルスの全身骨格が給水器から水を飲んでいたのだった。
 そして、驚きはそれだけではなかった。モアイ像やインドのプリンセスサカジャウィア、彼女に想いを寄せるセオドア・ルーズベルトの蝋人形、アメリカの西部開拓時代やローマ帝国のミニチュア人形、原始人、果てはアフリカの動物の剥製たち、それらがみんな次々と生き返り、勝手気ままに博物館内を往来し始めたのだ・・・・・。
たぴおか的コメント  この作品の公開日は上にも記した通り3月17日なのだが、直前に急遽先行上映が実施されることになり、1週間早く劇場で観ることができた。正直言ってベン・スティラーという俳優は『ミート・ザ・ペアレンツ』以来あまり好きじゃないのだが、この作品のような情けないダメ男には彼はもっともふさわしい俳優のひとりだ。基調がコミカルなファンタジーだから、子供から大人まで揃って楽しめるゴールデン・ウィークのファミリー向けの目玉作品になるだろう。人が死ぬこともなく血を見るシーンも全くないのは清々しく、思わず吹き出してしまうような数々のコミカルなシーンの中にも親子の絆を取り戻す過程が描き込まれていて、お約束のハッピーエンドが快い。映画ファン以外の人にも勧めることができる秀作で、本国では3週連続で1位を獲得したのもうなずける。