【File No.0482】
製作年/公開日
2007年 / 2007年03月17日
製 作 国
日 本
監 督
小林 義則
上 映 時 間
112分
公開時コピー
信じられるのは、自分だけ。
最初に観たメディア
Theater
Television
Video
キ ャ ス ト
篠原 涼子
[as 雪平夏見]
椎名 桔平
[as 後藤国明]
成宮 寛貴
[as 戸田]
阿部 サダヲ
[as 小久保祐二]
濱田 マリ
[as 蓮見杏奈]
加藤 ローサ
[as 浩子]
向井地 美音
[as 佐藤美央]
加藤 雅也
[as 三上薫]
大杉 漣
[as 入江次長]
寺島 進
[as 山路哲夫]
江口 洋介
[as 斉木陣]
あ ら す じ
警視庁公安部に異動となった、検挙率No.1の敏腕刑事
雪平夏見
は、警察の不正が書かれているという極秘文書を追っていた。元同僚の
三上
からは危険だから手を引けと忠告されるが、信念は揺らがなかった。そんなある朝、雪平は娘の
美央
を学校に送るのをベビーシッターに任せ、三上と電話をしていた。何か言いたそうな美央だったが、話に夢中になっていた雪平は気付かない。そして、電話の向こうで「娘を車で送るのはよせ」と三上が言った瞬間、外で大きな爆発音がした。
外に出た雪平が見たものは炎上した自分の車と、そのそばに倒れている美央だった。警察病院に搬送された美央を看護師の浩子に委ね、雪平は病院を後にするが、彼女とすれ違いに不審な一団が病院に入っていった。そして、リーダーらしき男
戸田
が散弾銃を発砲したのをきっかけに、テロリストの一団は病院を占拠し、病院はパニックに陥る。そして、雪平はこのニュースを上司の
斉木
管理官と共に出先で知るのだった。
犯人から何の要求もないままに、突如人質となった人々が解放される。雪平は病院に駆けつけるが、解放者のリストに美央の名前はなかった。やがて、対策本部で指揮を執る管理官
山路
のもとへ、犯人から警察の裏金80億を用意せよとの要求が入る。見返りは、来院中に人質となった警察庁長官だった。そして、警察上層部は長官の救出を最優先と考え、SATの突入を命じた。しかし、突入したSATからの連絡は途絶え、誰一人として病院から戻ってこない。美央を助けられるのは自分しかいない、そう決意した雪平は、三上の助けを借りて単身病院に侵入するのだった・・・・・。
たぴおか的コメント
ドラマが面白かったため、劇場でも観てみることにしたのだが・・・・・観ていて退屈するようなことはなく、二転三転する展開はテンポもいいから、112分が非常に短く感じたのはいいのだが、残念なのは『アンフェア』とは別物の単なる女刑事が主人公の刑事ドラマになってしまっていたことだ。あのドラマ独特の色彩が失われ、人物の描き込みも不足している。あの傍若無人で他人の話には耳を貸さない雪平の傲慢さはどこかへ消えてしまい、『アンフェア』を観ている気がしなかった。そして、警察側の内通者はかなり早い段階から想像がついてしまうし、ラストも特に意外性もなくすんなり終わってしまい、物足りなさを感じてしまった。また、阿部サダヲは1カットしか登場しないし、加藤ローサに至ってはあんな役柄で使うのはあまりに勿体なさ過ぎる。