【File No.0484】
製作年/公開日 2006年 / 2007年03月17日 製  作  国 日  本
監      督 永田 琴 上 映 時 間 110分
公開時コピー  先生・・・“恋をする”ってこんな気持ち?
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 榮倉 奈々 [as 加藤由紀恵]
 眞木 大輔 [as ヤマケン]
 仲里 依紗 [as 糸井由美]
 原 裕美子 [as 有吉]
 ふかわ りょう [as カフェのマスター]
 三輪 ひとみ [as マスター憧れの女性]
あ ら す じ
 活発な女子高生由紀江には同級生の彼氏がいたが、まだキス止まりの関係だった。そんな由紀恵のクラスに、病休の数学教師の代理として若い臨時教師ヤマケンが赴任してくる。由紀恵にとっては眼中にすらない存在だったヤマケンだが、ある日興味本位で友達と渋谷・円山町のホテル街に行った時、ヤマケンが彼女とホテルに入る現場を見てしまう。由紀江はその日から、次第にヤマケンに気持ちが傾いていく自分に気づく。
 由紀恵は彼氏とも別れ、ヤマケンへのアプローチを始める。そして、強引にヤマケンを渋谷へ誘い出し、無理矢理円山町のホテル街へと引っ張って行った由紀恵だったが、そこでヤマケンの彼女とヤマケンの後輩がホテルに入っていくのを目撃してしまう・・・・・。

 由美は学校ではいつも瀬田たち3人と一緒にいたが、実は彼女らに陰湿ないじめにあっていた。けれども、自分がいじめられていることを認めたらすべてが崩れてしまいそうで、いつも必死で明るく振る舞っていた。学校ではいつも独りでいる有吉は、なぜか由美のことが気になって仕方なかった。そして、クラスの演劇で同じ衣装係になったことをきっかけに、由美を渋谷に買い物に行こうと誘うのだった。
 由美は初めての渋谷に戸惑い、有吉が恥ずかしがるのにも構わず手を繋いで街を歩いた。そして、始めて渋谷に来た記念に、瀬田たち3人にプレゼントを買って帰る由美。ところが、翌日そのプレゼントはゴミ箱に捨てられていた・・・・・。
たぴおか的コメント  『僕は妹に恋をする』で気に入ってしまった榮倉奈々主演とあって、それだけが目当てで観たのだが、実は前半が榮倉奈々と眞木大輔編、後半が仲里依紗と原裕美子編の2話構成の作品だった。やはり榮倉奈々が可愛くて、前半はストーリーなどそっちのけで彼女に観入ってしまった。おかげで、後半に榮倉奈々が登場しなくなってからは観ている自分のテンションが思い切り下がってしまい、途中退場してしまおうかなどともチラッと思ったが、内容的には後半の方が面白かった。見た目も性格も全く異なる由美と有吉だが、一匹狼のような有吉が由美を誘ったのは同情や哀れみ、優越感などからではなく、そんな彼女らの関係は観ていて清々しい。決して重々しくなく軽いタッチで描かれた、透明感のある作品だ。