製作年/公開日
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2006年 / 2007年03月24日
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製 作 国
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オランダ/ドイツ/イギリス/ベルギー
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監 督
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ポール・ヴァーホーヴェン
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上 映 時 間
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144分
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公開時コピー
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この愛は裏切りから始まる
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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カリス・ファン・ハウテン [as ラヘル・シュタイン/エリス・デ・フリース]
トム・ホフマン [as ハンス・アッカーマン]
セバスチャン・コッホ [as ルドウィグ・ムンツェ]
デレク・デ・リント [as ヘルベン・カイパース]
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ハリナ・ライン [as ロニー]
ワルデマー・コブス [as ギュンター・フランケン]
ミヒル・ホイスマン [as ロブ]
ドルフ・デ・ヴリーズ [as 公証人スマール]
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あ ら す じ
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1944年9月、ナチス・ドイツ占領下のオランダ。美しいユダヤ人歌手のラヘルは、ユダヤ人狩りを逃れるために隠れていたオランダ人の家を爆撃機に焼かれてしまい、親切なオランダ青年のロブに助けられる。そして、ファン・ハインと名乗る男の手引きで連合軍に解放された南部へ逃亡する途中、離ればなれになっていた両親や弟と再会するが、ドイツ軍の襲撃を受け、とっさに川に飛び込んだラヘル以外の全員が殺されてしまう。
レジスタンスに救われたラヘルは、エリスと名を変え、髪をブロンドに染めレジスタンス運動に参加する。彼女はその美貌を武器にスパイとしてドイツ人将校ムンツェの愛人となるが、その繊細な優しさに触れ、次第にムンツェを本当に愛するようになっていく。そしてムンツェもまた、彼女に惹かれていくのだった。
ある日、ムンツェに問い詰められ、エリスは自分がユダヤ人であること、そしてムンツェの部下フランケンがユダヤ人から奪った金品を私物化していることなど、すべてを打ち明ける。以前からフランケンと対立していたムンツェは、部下の不正を暴こうとするが、証拠となる金品はフランケンの金庫から消えていた。エリスがレジスタンスのスパイであること、そして、ムンツェにエリスからの情報が流れていることをフランケンは知っていたのだ。レジスタンスのメンバーに、フランケンへ情報を流す裏切り者がいたのだ・・・・・。
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たぴおか的コメント
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ポール・ヴァーホーヴェンがこの手の作品を手がけるのはちょっと意外で、どんな作品なのか怖い物見たさ半分で劇場へ行ったのだが・・・・・ナチスによるユダヤ人迫害という史実の悲劇がしっかりと描かれていて、その悲惨さは充分に伝わってくる。また一方では、一体誰が裏切り者なのかという彼の得意とするサスペンス物としても楽しめるという、二面性を持った作品に仕上がっていた。主役のエリスを演じたカリス・ファン・ハウテンの肌が白く透き通るように美しく、彼女のヌードシーンが多用されているのもわかるような気がする。彼女の一挙手一投足に見入っていたらいつの間にか終わってしまったと感じるほど、長めの尺も全く気にならなかった。
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