【File No.0495】
製作年/公開日 2007年 / 2007年04月07日 製  作  国 日  本
監      督 堤 幸彦 上 映 時 間 110分
公開時コピー  地球じゃせまい!目指すは宇宙!
 面白ければ、それでいい!!
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 阿部 寛 [as 万源九郎]
 長谷川 京子 [as 舞]
 宮藤 官九郎 [as 佐助]
 黒木 メイサ [as 牡丹]
 竹内 力 [as 破顔坊]
 大倉 孝二 [as 手妻の藤次]
 六平 直政 [as 黒虫]
 杉本 彩 [as 姫夜叉]
 遠藤 憲一 [as 権三]
 津川 雅彦 [as 真田 幸村]
 本田 博太郎 [as 霧の才蔵]
あ ら す じ  江戸時代初期。人並みはずれた巨体に大剣を背負う男万源九郎。その剣はオリハルコンという地球外金属で作られており、“闘神の独杵鈷”と“ゆだの十字架”と共に三種の神器と呼ばれ、それらを探し出して「本来持つべき者に届けよ」という祖父からの遺言を果たすための旅を続けていた。ある日、彼は豊臣の末裔で徳川から命を狙われるに出会い、成り行きから舞とその命を守る忍者佐助と旅を共にすることになる。そして、彼らを影から伺う美しい剣士牡丹もまた、オリハルコンを求めていたのだ。
 共に旅をするうちに、舞には別の人格が現れ始める。その人格とは、オリハルコンを求めて地球に訪れ、舞に取り憑いた宇宙生命ランだった。そして、ランを追って地球に訪れたランの宿敵ダクシャもまた、徳川が舞を亡き者とするために雇った忍者・土蜘蛛衆の頭破顔坊に取り憑いていた。破顔坊は三種の神器を手に入れてその力を我が物とするため、黒虫姫夜叉手妻の藤次らを放って、源九郎たちに襲いかかってくるのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  う〜ん、原作が夢枕獏で主演が阿部ちゃん、しかも監督が『TRICK』の堤幸彦とあって、期待して劇場へ行ったのだが・・・・・ちょっと作りが雑なために子供向けのドタバタ作品のような感があったのは残念。内容は「面白ければそれでいい」というコピーの通り、荒唐無稽なエンターテイメントだ。阿部ちゃんが破天荒で豪快な主人公万源九郎を期待通り好演していて、長谷川京子の演じた舞も思ったより良かった。が、舞以上に美しくて目を奪われたのは、黒木メイサ扮する牡丹だ。もともと非常に整った顔立ちの彼女だが、男装の麗人役でこれほどまでに映えるとは・・・・・キレイでカッコよくて、もっと牡丹の活躍する見せ場を作って欲しかったと思ったの私だけではないはず。また、大倉孝二が随所に見せたアドリブと思われるボケも悪くなかったし、遠藤憲一の「あらららら」もマヌケで笑えた。