製作年/公開日
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2006年 / 2007年04月14日
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製 作 国
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イギリス / イタリア / フランス
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監 督
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スティーヴン・フリアーズ
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上 映 時 間
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104分
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公開時コピー
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世界中が泣いたその日、 たった一人涙を見せなかった人がいた
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ヘレン・ミレン[as エリザベス女王]
マイケル・シーン [as トニー・ブレア]
ジェームズ・クロムウェル [as フィリップ殿下]
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シルヴィア・シムズ [as クィーン・マザー]
アレックス・ジェニングス [as チャールズ皇太子]
ヘレン・マックロリー [as シェリー・ブレア]
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あ ら す じ
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1997年8月3日、パパラッチに追われ自動車事故で急逝した、ダイアナ元皇太子妃。この事故によって英国国民の注目は、にダイアナ妃との不仲説が取りざたされていたエリザベス女王に一斉に向けられた。チャールズ皇太子と離婚し民間人となったダイアナ元皇太子妃の死に対して、女王がコメントを発表する必要はないはずだったが、国民の間で絶大な人気を誇るダイアナの死を無視したことで、国民からの不信感は急激に募り、エリザベス女王は窮地に追い込まれてしまう。
ロイヤルファミリーは混乱し、国民の間では王制廃止さえ囁かれだす。そんな折、就任したばかりのブレア首相は、事態を収拾しエリザベス女王の尊厳を回復すべく行動を起こすのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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言わずと知れた、ヘレン・ミレンがアカデミー主演女優賞を受賞した作品。考えてみると、主演男優賞・女優賞共に実在の人物を演じた俳優が受賞していることになる。アミン大統領を演じたフォレスト・ウィッテカーの鬼気迫る演技も見事だったが、対照的に静かで細やかな演技を見せてくれたヘレン・ミレンも素晴らしい。そして、何よりも凄いのが、登場人物のうちクィーン・マザー(=皇太后)以外は存命だというのに、このような王室の内幕を描いた作品が制作されたことだ。日本に例えるなら、雅子様が皇太子と離婚して事故死するようなものだろうが、皇室内の混乱や天皇陛下・皇后陛下の混乱や苦悩を映画化きるとはとうてい思えない。事件当時、私も含めおそらくは大半の人間がダイアナ妃の個人的な魅力ゆえに英国王室に対して否定的な感情を持っただろうが、立場上感情の赴くままに行動できない、そんな人知れぬ苦悩をエリザベス女王が抱えていたことを知らされた。
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