評     価  

 
       
File No. 0509  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2007年04月21日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   安達 正軌  
       
上 映 時 間   77分  
       
公開時コピー   「ひとりで死ぬのは、なんかちょっと・・・」
それは最悪な夜のはじまりだった
 

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   吉井 怜 [as 山吹鞘絵]
藤本 七海 [as 藤原夕美]
笠原 紳司 [as 矢田亮太]
渡辺 真起子 [as 弦巻亜希子]
斎藤 歩 [as 藤原伸二]
 
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あ ら す じ    不倫相手の伸二に当てつけで自殺するために、伸二の娘夕美を内緒で連れ出した鞘絵。鞘絵は今湖に浮かぶボートの上で夕美と向かい合っていた。ところが、段取り悪く自殺に失敗した鞘絵は、湖に掛かる橋から投身自殺を図った亮太を逆に助ける羽目になる。鞘絵の車で湖を後にした3人だったが、亮太の忘れ物を取りに湖へ引き返す途中、夕美を車に残して買い物をしている間に車を何者かに奪われてしまう。
 鞘絵の車を奪ったのは、銀行強盗をして逃げていた亜希子だった。ところが、亜希子が銀行から奪った5,000万円が実は強盗に備えた偽物だった。落胆する亜希子に、夕美は自分を誘拐したことにして身代金を要求するように提案するのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    なんだか、2時間のサスペンスドラマを観ているように気にさせる作品。尺が77分と短ければ、オープニングですべてのクレジットが表示されてエンドクレジットもないという妙な構成。料金は前売りが1,200円、当日が1,500円とお安い設定だ。そう考えて細かい部分は気にせずに気楽に観れば、それなりに退屈しない作品だ。登場人物の4人がそれぞれの思惑を抱えて湖に集まり、4人の思惑が絡み合った複雑な一夜を過ごす。ちょっとサスペンス仕立ての決して明るいとは言えない展開で、4人が全員自殺を考えるものの、朝になってみれば誰も死んだものはいないのが救いとなっている。ラストでは、前日まで自殺しようとしていたことを忘れたかのように、亮太は「腹へった〜」、鞘絵はジュースを飲んで「うまい!」。冷静になってみれば自殺がいかに愚かな行為であるか、そんなことを暗示しているようで後味は悪くない。