製作年/公開日
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2006年 / 2007年04月21日
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製 作 国
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ド イ ツ
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監 督
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ローランド・ズゾ・リヒター
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上 映 時 間
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150分
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公開時コピー
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美しいその街は、一夜で崩壊した
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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フェリシタス・ヴォール [as アンナ]
ジョン・ライト [as ロバート]
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ベンヤミン・サドラー [as アレクサンダー]
ハイナー・ラウターバッハ [as カール]
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あ ら す じ
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第2次世界大戦末期の1945年1月、敗色濃厚なドイツで空爆を免れていた東部の都市ドレスデン。父カールが経営する病院で、医療物資が欠乏しており、麻酔薬のモルヒネすら底をついた状況下ながらも、外科部長である恋人アレクサンダーを助け気丈に働く看護師のアンナ。彼女はある日、病院の地下に潜んでいた正体不明の負傷兵ロバートの手当てをして匿う。ロバートの正体は敵国であるイギリス兵だったが、アクセントからイギリス人であることを知られることを恐れ、アンナの問いかけにも決して口を開こうとはしなかった。
アレクサンダーと結婚の約束を交わしたアンナだったが、次第にアレクサンダーと気持ちが微妙にすれ違うのを感じていた。そして、自殺しようとした子供を制するために発した言葉から、アンナはロバートがイギリス人であることを知るが、敵国人であるにもかかわらず、ロバートに次第に心を惹かれていく。そして、ロバートへの気持ちを隠したまま、アンナはアレクサンダーとの婚約式に臨むのだった。
式当日アンナはロバートから、父がアレクサンダーと共謀してモルヒネを大量に溜め込み、スイスへの国外逃亡を図ろうとしている事実を知らされる。この患者への裏切りともいえる行為に反発したアンナは、アレクサンダーと離れロバートとの愛を選択する決意をする。しかし、すでにその頃ドレスデンを空爆すべくイギリス軍の爆撃機が迫りつつあった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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つい最近では『善き人のためのソナタ』、ちょっと遡れば『ヒトラー〜最後の12日間〜』等と、ハリウッドメジャーなどよりも良質な作品をリリースしていたドイツ映画なのだが、この作品は残念な出来だった。まず、ドレスデンが空爆される日までの描写があまりに冗長で、全体的にも150分という尺は長過ぎる。それに、一体ドイツ兵なのかゲシュタポなのかイギリス兵なのか、台詞を注意して聞いていなければ区別がつかないのも難点。また、主人公のアンナとロバートが恋に落ちるというのも説得力あるいは必然性に著しく欠けており、無理矢理という感がある。思い切って余分なロマンスは全部省いた方が、尺も短く簡潔な作品になっていたのではないか。
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