製作年/公開日
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2007年 / 2007年05月12日
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製 作 国
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日 本 / 韓 国
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監 督
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ハン・サンヒ
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上 映 時 間
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101分
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公開時コピー
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逢いたくて、逢えなくて、逢いたくて。
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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イ・ジュンギ [as キム・ミン]
宮ア あおい [as 佐々木七重]
塩谷 瞬 [as 小島康二]
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森田 彩華 [as 厚佐香織]
柳生 みゆ [as 佐々木百合]
乙葉 [as 福山先生]
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余 貴美子 [as 佐々木真由美]
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あ ら す じ
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陶芸家である父が交換教授するために、韓国から日本の京都に転校することになった高校生のミン。彼はマウンテンバイクで転倒したのがきっかけで、とある神社で巫女の衣装を着た七重と出会い彼女に一目惚れしてしまう。彼女はミンと同じ高校生で、しかもミンが転入した高校に通っていたのだった。
七重と仲良くなりたい、そんな気持ちが裏目に出て、ミンは七重が大事にしている美術道具を川へ落としてしまう。申し訳なく思ったミンは、クラスメートの小島に世話してもらったアルバイトでお金を貯め、七重に新しい道具を買ってプレゼントする。そして、そのことがきっかけとなって、七重は次第にミンに対して心を開いていく。
いつしかミンと七重は、二人で一緒に時間を過ごすことが多くなり、互いを大切な相手と思うようになっていった。そして、二人はある約束を交わす。それは、ミンが作った陶磁器に七重が絵付けをすること、そして、初雪の日にデートすること。しかし、七重の笑顔の裏にある翳りに気づきながらも、ミンは理由を尋ねることができなかった。そして、祖母の具合が悪くなったために一時的にミンが帰国している間に、七重は誰にも告げずに京都から姿を消してしまうのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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京都を舞台にしたせいか、前半はやや抑え気味ながらも堅実な展開だったのだが、後半はいかにも韓国映画といったノリに急転。イ・ジュンギは『王の男』でのインパクトがあまりに強かったため、いかにも現代の高校生らしい軽さには違和感を覚えたものの、演技自体は決して悪くはなかった。一方の宮アあおいも、ミンが一目惚れしたのも不思議ではないくらい、2人の出会いのシーンでの彼女は神々しいくらいに可愛い。また、洋装よりも和装があれほど似合うとは、新鮮な発見だった。が、後半に入ると首をかしげたくなるような設定が散見された。七重がミンに何も告げずに姿を消すのも理解できなければ、京都を離れたとしても携帯でミンに連絡することくらいは何の問題もないはずなのに、連絡しないだけでは物足りないとばかりに自分の携帯を解約してしまうとは、ミンから逃げているとしか思えない。また、韓国で偶然とはいえ再会できたのだから、そこですべてをミンに打ち明ければいいものを、わざわざ回りくどい、しかも著しく確率の低い方法で会おうとしたのか。その辺りが韓国映画らしいと言ってしまえばそれまでだが、無理に悲劇に仕立てようという意図が見えてしまうのは残念だ。。
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