評     価  

 
       
File No. 0524  
       
製作年 / 公開日   2006年 / 2007年05月26日  
       
製  作  国   タ  イ / オランダ / 香  港 / 韓  国  
       
監      督   ペンエーグ・ラッタナルアーン  
       
上 映 時 間   115分  
       
公開時コピー  
この旅が終わるまでに、ぼくの罪は消えるだろうか
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   浅野 忠信 [as キョウジ]
カン・ヘジョン [as ノイ]
エリック・ツァン [as 僧侶]
光石 研 [as リザード]
マリア・コルデーロ [as マリア]
トゥーン・ヒランヤサップ [as ワイワット]
久我 朋乃 [as セイコ]
佐野 ひろ [as ヒデキ]
 
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あ ら す じ    香港のレストランで料理人として働くキョウジは、店主であるボスの妻キョウコとの情事に溺れていた。ある日、ボスからキョウコの殺害を命じられたキョウジは、やむなく彼女の毒殺を決行する。任務を果たしたキョウジはボスからほとぼりが冷めるまでの休暇を言い渡され、プーケットへ向かう船に乗り込んだ。
 キョウジは船の中で、赤ん坊を連れたミステリアスな女性ノイと出会い、罪の意識から逃れられるひと時を過ごす。プーケットに着き、キョウジは別れ際にノイの携帯の番号を紙幣に書いてもらう。しかし、投宿したホテルで暴漢に襲われ、荷物も金もすべて奪われてしまう。キョウジはボスに助けを求め、ボスはある男に会うようキョウジに言い渡した。そして、キョウジはリザードと出会う。カラオケ好きなリザードから金を借りたキョウジだったが、リザードが財布から落とした紙幣には、ノイの電話番号がメモしてあった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    内容は決して悪くない。愛する者を自らの手で殺さねばならなかったキョウジの罪の意識と苦悩、そして、その苦悩から救われるようなノイとの出会い、実はその出会いこそが死神の手招きだったとは・・・・・運命とは実に皮肉なものだが、思うとおりに運ばないことこそが人生なのだろう。
 浅野忠信の英語は、聞いている方がちょっとハラハラしてしまったが、後半はほとんどが日本語だったために安心して観ていられた。それにしても、もうちょっと編集のしようがあったのではないだろうか。いたずらに無意味で無駄なカットがあまりに多いような気がした。船の中でのシーン、特にキョウジの部屋の中を描いたシーンは、正直全部カットしてもいいような気がする。