製作年/公開日
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2006年 / 2007年05月26日
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製 作 国
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アメリカ
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監 督
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スティーヴン・シャインバーグ
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上 映 時 間
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122分
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公開時コピー
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その下の彼自身に夢中だった
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ニコール・キッドマン [as ダイアン・アーバス]
ロバート・ダウニー・Jr [as ライオネル]
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タイ・バーレル [as アラン・アーバス]
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あ ら す じ
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1958年、ニューヨーク。裕福な家庭に育ったダイアン・アーバスは、ファッションカメラマンである夫アランのアシスタントとして働きながら、心の中には常に自分のいる世界に居心地の悪さと不安を感じていた。そんなある日の夜、コートやマントで全身を覆い、目の部分だけがくりぬかれたマスクを被った男ライオネルがダイアンの上の階に越してくる。この男の異形に激しく心を奪われたダイアンは意を決し、カメラを手に彼の部屋のベルを鳴らすのだった。
扉を開いた“運命の男”との出会いは、彼女の好奇心を激しく刺激するものだった。そして、内気で献身的な妻であり母であったダイアンは、いつしか家庭を忘れライオネルに夢中になっていくのだったが・・・・・。
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たぴおか的コメント
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実在した女性写真家ダイアン・アーバスを描いた伝記作品だと思っていたら、いきなりオープニングで「伝記作品ではない」、「フィクションである」とのメッセージが(笑)。ダイアンのような役柄を演じさせたら、ニコール・キッドマンの右に出る女優はいないのではないか、と思えるほど彼女の独壇場の作品だ。ニコール・キッドマン扮するダイアンが、ロバート・ダウニー・Jr扮する謎の隣人に興味を惹かれるのと同様に、観ている者もスクリーンに引き込まれていく。そして、意外に早く謎の隣人はヴェールを脱ぐのだが、その正体を目にした時、ミステリアスな雰囲気がいきなりコメディに切り替わったようないささかの失望と共に、真っ先に思い浮かんだのがチューバッカだった。つーか、あれは誰が見ても異様に背が低いチューバッカにしか見えない(笑)。それにしても、多毛症のライオネルは特殊メイクだとしても、彼以外に特異な遺伝体質のキャラクターが大勢登場するのには驚いた。中でも、体の一部分がくっついたいわゆる“シャム双生児”、あれは本物なのだろうか?本物だとしたら、手塚治虫先生の『ブラック・ジャック』や、エラリー・クィーンの『シャム双生児の秘密』でしか知ることのなかったシャム双生児の実物を見たことになる。
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