製作年/公開日
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2006年 / 2007年06月02日
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製 作 国
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中 国 / 香 港
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監 督
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フォン・シャオガン
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上 映 時 間
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131分
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公開時コピー
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憎しみにくちづけ、愛に刺し違える
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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チャン・ツィイー [as ワン]
ダニエル・ウー [as ウールアン]
グォ・ヨウ [as リー]
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ジョウ・シュン [as チンニー]
ホァン・シャオミン [as イン・シュン]
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あ ら す じ
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古代中国の五大十国時代。かつて皇太子ウールアンと愛し合っていたワンは、ウールアンの父である皇帝の寵愛を受け王妃となり、彼女を忘れるためにウールアンは呉越の地で隠遁生活を送っていた。しかし、皇帝の弟リーの策略で皇帝が謎の死を遂げ、ウールアンのいる呉越へも刺客が放たれるのだった。
刺客から逃れ都ウールアンが戻ると、皇帝に即位したリーは隣国との友好のために互いの王子を人質として交換するという申し出を受け、ウールアンを隣国に派遣すると宣告する。しかも、隣国への道中でのウールアンの暗殺を企てていた。この計画は、ワンがイン・シュン将軍の妹チンニーの身柄を盾にとって阻止させたために、再び失敗に終わるのだった。
イン・シュン将軍からウールアンが死んだとの偽りの報告を受けたリーは、国を挙げての夜宴を開催すると宣言する。それぞれの思惑が交錯する中催された宴は、やがて一大惨劇の場へと化すのだった・・・・・。
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たぴおか的コメント
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シェイクスピアのハムレットをモチーフにした作品。最初にこの作品を知った時から気になっていたのだが、邦題が間違っている。エンペラー(Emperor)は明らかに男性名詞であり、女帝であれば“Empress”という名詞が存在する。そもそも「女帝」だけで充分なのに、なぜわざわざカタカナ表記の英単語を付する必要があるのだろうか。こういう邦題を付けた人物の無知蒙昧と良識の欠如にはあきれ果てる。そして作品自体も、相も変わらずお約束とも言えるワイヤー・アクションの連発に加え、必要以上にリアルな殺戮シーンが多用された結果、肝心の人間の愛憎劇がお座なりに描かれてしまっているように思える。チャン・ツィイーが今までにない大胆な演技を見せてくれているだけに、その中途半端さは残念な限りだ。そして、彼女のメイク、ファンとしてはもう少し何とかならなかったものかと思わずにはいられない。
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