製作年/公開日
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2006年 / 2007年06月16日
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製 作 国
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アメリカ
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監 督
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デヴィッド・フィンチャー
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上 映 時 間
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157分
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公開時コピー
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この暗号を解いてはいけない
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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ジェイク・ギレンホール [as ロバート・グレイスミス]
マーク・ラファロ [as デイブ・トースキー刑事]
ロバート・ダウニー・Jr [as ポール・エイブリー]
アンソニー・エドワーズ [as ウィリアム・アームストロング刑事]
ブライアン・コックス [as ベルビン・ベリー]
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イライアス・コティーズ [as ジャック・マラナックス巡査部長]
クロエ・セヴィニー [as メラニー]
ドナル・ローグ [as ケン・ナーロウ]
ジョン・キャロル・リンチ [as アーサー・リー・アレン]
ダーモット・マローニー [as マーティ・リー]
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あ ら す じ
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1969年。ドライブ中のカップルが襲撃され、女性は死亡、男性も重症を負う事件が起こった。その1ヵ月後、新聞社に事件の犯人と思しき人物――後に“Zodiac”と名乗る男から犯行を告白する手紙と暗号文が届けられる。そこには、暗号文を新聞に載せないと大量殺人を決行すると書かれてあった。暗号は新聞に掲載され、新聞記者のエイブリーや風刺漫画家のグレイスミスは“Zodiac”の謎解きに並々ならぬ関心を見せていく。一方、サンフランシスコ市警のトースキーとアームストロングの両刑事も、取り憑かれたようにゾディアックを追いかけるのだが・・・・・。
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たぴおか的コメント
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デヴィッド・フィンチャー監督作では『ゲーム』が好きで、『セブン』も後味は悪いが強烈なインパクトと個性を感じさせる作品なのだが、この作品は敢えてフィンチャー色を抑えて淡々と客観的に描かれている、そんな印象を受けた。コピーにもある通り「暗号」が作品中でも大きな意味を持っているのかと思いきや、暗号を解読したところで解決の糸口が見つかるどころか、事件に進展すらない。さらに、二度目に送られてきた暗号文がジェイク・ギレンホール扮するグレイスミスによって解読されたように思えるが、内容については一切触れられていない。観る前に余計な先入観を与えるような誇大コピーは勘弁してもらいたいものだ。また、尺が長いために思い切り引っ張られて、挙げ句に「事件は未解決」で終わるとは、せっかく2時間半もの間集中力を維持してきたのに、拍子抜けさせられてしまった。作品自体がつまらないわけではなく、宣伝の打ち方に問題があったのではないだろうか。
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