File No.0550
製作年/公開日 2007年 / 2007年07月20日 製  作  国 イギリス / アメリカ
監      督 デヴィッド・イェーツ 上 映 時 間 138分
公開時コピー  これからお前は[すべて]を失う
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 ダニエル・ラドクリフ [as ハリー・ポッター]
 ルパート・グリント [as ロン・ウィーズリー]
 エマ・ワトソン [as ハーマイオニー・グレンジャー]
 マイケル・ガンボン [as アルバス・ダンブルドア]
 レイフ・ファインズ [as ヴォルデモート]
 イメルダ・スタウントン [as ドローレス・アンブリッジ]
 マギー・スミス [as ミネルバ・マクゴナガル]
 アラン・リックマン [as セブルス・スネイプ]
あ ら す じ  人間界で夏休みを過ごすハリー・ポッターは、ある日ダドリーと共に2体のディメンター(吸魂鬼)に襲われたために、人間界では使用を禁じられている魔法を使ってディメンターを追い払った。ところが、この事件が魔法省に知られ、ハリーはホグワーツ魔法学校からの除籍を言い渡されてしまう。幸い、唯一の弁明の機会である尋問会では、ダンブルドアの助けもあってハリーは無罪となるが、ハリーとダンブルドアが主張したヴォルデモートの復活に関しては魔法省は一切耳を貸そうとはしなかった。
 ダンブルドアを脅威と感じた魔法省は、ホグワーツへお目付役として闇の魔法の防衛術の教師ドローレス・アンブリッジを送り込んでくる。ところが、彼女の授業は実践が全くなく理論のみだったために、生徒たちは不満を感じる。そんな中、ロンハーマイオニーがハリーを講師として密かにダンブルドア軍団を結成し、生徒たちを募って魔法の訓練を開始する。ところが、これがアンブリッジに知られてしまい、責任をとってダンブルドアは校長を罷免になってしまう・・・・・。
たぴおか的コメント  シリーズも5作目となり、今回初めて原作を読まずに劇場で観ることとなった。今までは発売後すぐに購入していた単行本だが、『不死鳥の騎士団』からは面倒になって買うのをやめてしまったのだ。しかも、前作の『炎のゴブレット』は、原作は読んだものの、劇場はもちろんのことDVDですら未だ観ていない。
 今回の『不死鳥の騎士団』は、今までのストーリーさえしっかりと把握していれば、展開についていけなくなるようなことはなかった。魔法にしても、登場する不思議な生き物たちにしても、相変わらず作り物を感じさせない映像は見事で、それだけでも観る価値があるかもしれない。ただ、新たな登場人物が多いために、誰がどういった立場(ハリー側なのか、ヴォルデモート側なのか)にいる人間なのか、把握するのに手間取ってしまった。。ダンブルドアとヴォルデモートの対決が唯一の見所と言えるが、それ以外は相変わらずお約束の展開と言わざるを得ず、早くも食傷気味。また、ここにきて原作自体がパワーダウンしてしまっているのではないか、という危惧も覚えた。まぁ、せっかくここまで観てきたのだから最後まで見届けるべきだという、義務感というか惰性で今後も観ることになるだろうが、あまり期待はできなさそうだな、というのが正直な感想だ。