File No.0552
製作年/公開日 2007年 / 2007年07月14日 製  作  国 日  本
監      督 澤田 鎌作 上 映 時 間 120分
公開時コピー  みんな、なまか。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 香取 慎吾 [as 孫悟空]
 深津 絵里 [as 三蔵法師]
 内村 光良 [as 沙悟浄]
 伊藤 淳史 [as 猪八戒]
 氷川 あさみ [as 凜凜]
 大倉 孝二 [as 老子]
 多部 未華子 [as 玲美]
 谷原 章介 [as 文徳]
 三谷 幸喜 [as 国王]
 小林 稔侍 [as 劉星]
 岸谷 五朗 [as 銀角大王]
 鹿賀 丈史 [as 金角大王]
あ ら す じ  天竺を目指して旅を続ける三蔵法師孫悟空沙悟浄猪八戒の一行は、砂漠の国“虎誠”で彼ら一行を求める触書を目にする。驚く一行を襲う赤いマントの拳士、その正体は国の王女玲美だった。彼女に連れられ王宮を訪れた一行に、玲美は国を救って欲しいと依頼するのだった。
 かつては緑豊かだった虎誠は、ある時現れた金角大王銀角大王と名乗る兄弟の妖怪によって砂漠と化し、王と王妃は亀に変えられてしまっていた。そして、虎の民と讃えられて兵士たちも、金角・銀角の強大な力に立ち向かう意志を失っていたのだ。玲美の願いを聞き入れた三蔵法師一行は、玲美の案内で金角・銀角がいるという臥龍山へと向かうのだが・・・・・。
たぴおか的コメント  正直言って劇場で観るつもりは全くなかった作品なのだが、自宅から最寄りのシネコンが東宝シネマズのために、何度も繰り返し予告編を見せられるうちに洗脳されてしまったようだ(笑)。冒頭でいきなり贋の三蔵法師一行が登場し、倖田來未の三蔵法師、猫ひろしの猪八戒はともかく、南原清隆の孫悟空と草g剛の沙悟浄はオリジナルの配役よりも面白いかもしれないと思ってしまった。もともと、日テレの堺正章版『西遊記』が好きだったために、実はフジTVの香取慎吾版『西遊記』は一度も観ていない。劇場版で初めて観ての感想は、とにかくがなってばかりの猿がうるさ過ぎる。深津絵里の三蔵も、台詞を無理に堅く言おうとする不自然さばかりが目につく。河童のアクションにはちょっと驚かされたが、豚はいてもいなくてもいい感じで存在感が希薄だ。今の子供が親に連れられて観るにはいいかもしれないが、かつての『西遊記』を知る人間にとっては、『西遊記』だと思って観るとどうしても見劣りしてしまう。ただ、ストーリー自体はテンポが非常に良く、エンターテイメント性に富んだ娯楽大作であることは間違いない。多部未華子の可愛い片えくぼに免じての甘めの星7つだ。