評     価  

 
       
File No. 0557  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2007年07月21日  
       
製  作  国   アメリカ / カ ナ ダ  
       
監      督   オキサイド・パン / ダニー・パン  
       
上 映 時 間   90分  
       
公開時コピー   その家は、人恋しくて、人恋しくて、たまらなかった・・・  

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最初に観たメディア  

Theater

Television

Video
 
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キ ャ ス ト   クリステン・スチュワート [as ジェス]
ディラン・マクダーモット [as ロイ]
ペネロープ・アン・ミラー [as デニース]
ジョン・コーベット [as ジョン]
エヴァン・ターナー [as ベン]
セオドア・ターナー [as ベン]
ダスティン・ミリガン [as ボビー]
 
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あ ら す じ    ノース・ダコタの人里離れた土地にある農場を買い取り、シカゴから引っ越してきたソロモン一家。長女のジェスが飲酒運転で事故を起こし、そのショックで3歳の弟ベンは口がきけなくなってしまった。加えて、家長であるロイは失業中で、妻デニースはベンの世話と家のやりくりで余裕をなくしたことで、家族がバラバラになりかけていたために、静かな環境を求めていたのだ。
 新天地でのヒマワリの栽培に賭けていたロイは、せっかく購入したヒマワリの種をカラスの群れに奪われそうになるが、流れ者のジョンの銃声で難を逃れる。そして、ロイはジョンを気に入り、彼に農場の手伝いを頼むことになった。ところが、その頃から家では何かが起こり始めていた。幼いベンにだけは、“何か”を起こした者の姿が見えていたが、彼にはそれをジェスたちに伝える術を持たない。そして、ロイが怪我をしたために、デニースがロイを街の医者へ連れて行くことになり、ジェスがベンと二人きりで家に残された時、想像を絶する怪奇現象が彼女を襲うのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    洋画を観るにつけ少なからず思う、「もっとマシな邦題を付けられないものなのか?」という疑問を、強く感じた作品。製作に並んだサム・ライミの名に惹かれて観た作品なのだが、内容はもちろんのことホラーとしての怖さという点でも、今ひとつ及ばない気がする。個人的な独断で言わせてもらうならば、この作品の見所は主演のクリステン・スチュワートだけだ。とにかく脚が長くてスタイルは抜群、整ったルックスの典型的な美人だといえる。そしてショックだったのは、母親のデニースを演じたのがあの『キンダーガートン・コップ』でジョイスを演じたペネロープ・アン・ミラーだったこと。すっかり太ってかつての美人の面影もなく、最後まで彼女がジョイスと同一人物だったとは微塵も思わなかった。
 内容はというと、一応筋は通っているものの、家の中をヤモリのように這い回るモノが一体何なのか、また、幼いベンのあまりに思わせぶりな行動に何の意味があったのか、理解不能な箇所も少なくない。ホラー作品にしては血が飛び散るお約束のシーンがほとんどなかったのには好感が持てるが、それ以上でも以下でもない何とも中途半端な作品だった。