File No.0566
製作年/公開日 2007年 / 2007年08月18日 製  作  国 日  本
監      督 曽利 文彦 上 映 時 間 109分
公開時コピー  希望よ、ひらけ。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
(声の出演)
 黒木 メイサ [as ベクシル]
 谷原 章介 [as レオン]
 松雪 泰子 [as マリア]
 朴 路美 [as タカシ]
 大塚 明夫 [as サイトウ]
 櫻井 孝宏 [as リョウ]
 森川 智之 [as キサラギ]
 柿原 徹也 [as タロウ]
あ ら す じ  21世紀初頭、バイオ技術とロボット産業で世界を大きくリードした日本は、世界市場を席巻するに至っていた。しかし、これらの技術の危険性が指摘されるに及び、国際連合は厳格な国際協定を定める。日本はこの協定を不服とし、2067年にハイテク技術を駆使した完全なる鎖国という手段に踏み切った。そして、以来10年の間日本で何が起きているのかは謎のベールに包まれていた。
 米国特殊部隊“SWORD”は、独断で日本への潜入捜査を行うことを決定する。潜入メンバーに選ばれた唯一の女性兵士ベクシルは、隊長のレオンの指揮のもと日本へ潜入するが、その計画はすべて日本に察知されていた。日本を事実上支配する大和重鋼、その幹部サイトウが率いる部隊に包囲されたベクシルたちSWORDのメンバーは、使命半ばで離ればなれとなってしまう。
 サイトウの魔手から逃れたベクシルが意識を取り戻したのは、かつての姿は見る影もない東京だった。彼女を助けた日本人マリアと行動を共にするベクシルは、日本で何が起きたのかを聞かされる。そして、大和重鋼によって日本全土で行われた壮大な“実験”の次の標的がアメリカであることを知る・・・・・。
たぴおか的コメント  “3Dライブアニメ”による映像、これは良くも悪くもインパクトが大だ。この作品でCGによるアニメ技術が到達したレベルは、アニメーションのひとつの指標とも言うべきレベルであり、素直に賞賛すべきだどう。が、それが作品の評価に直結するかというと、あくまで別問題だ。正直言って、能面を思わせるような整いすぎた表情のキャラクターからは、「血が通っている」という生命感がくみ取れないのだ。そして、「映画を観ている」と言うよりも「ゲームをプレイしている」に近い感覚。それさえ気にしなければ、ストーリーは明快で退屈することもなく最後まで楽しめると思う。近未来に最先端の科学技術に溺れ、再び鎖国という愚行に及んだ日本をアメリカ側から描くという視点は面白い。