File No.0567
製作年/公開日 2007年 / 2007年08月18日 製  作  国 日  本
監      督 大九 明子 上 映 時 間 113分
公開時コピー  初めての一人暮らし。
 偶然が運命の出逢いを運んでくれた。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 新垣 結衣 [as 青木ユイ]
 松田 龍平 [as 大野隆]
 菊地 凜子 [as 順田アツコ]
 内海 桂子 [as 野田きつこ]
 世良 公則 [as アツコの父]
あ ら す じ  姉と喧嘩して初めて1人暮らしをすることになった、美大生の青木ユイ。元の部屋に忘れ物を探しに戻って、新しい住人のアツコと知り合う。驚いたことにアツコはユイが入居した部屋の前の住人で、つまり2人は偶然にも互いに住む部屋が入れ替わったのだ。そして、もう1つの出逢いは、友達に代わって行ったバイト先に勤務するタカシ。彼はユイの部屋のちょうど真上に住んでいたのだ。
 ユイは大人の女性として魅力的なアツコに憧れる一方、最初は取っつきにくかったが仕事に真剣に取り組むタカシに淡い恋心を抱くようになる。しかし、引っ越す前の部屋でアツコと、仕事場ではタカシと話をするうちに、ユイは微妙な立場に立たされている自分に気づく。アツコは恋人に行き先も告げずに別れた挙げ句にインドに留学するつもりだと言い、一方のタカシは、ユイが今住んでいる部屋の前の住人が、いきなり失踪してしまった自分の恋人だと言うのだ。
 奇妙な三角関係に陥ってしまったユイは、今でもアツコの行方を探しているタカシにアツコの居場所を告げるべきか悩む。しかし、アツコがインドへ向かう日が近づき、ユイは決断を迫られるのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  新垣結衣の初主演作品。意外に女性客が多かったのは、彼女が男女問わずに人気を博しているためか、それとも松田龍平目当てかはわからないが。今までは高校生役(『ドラゴン桜』と『パパとムスメの7日間』)の新垣結衣しか知らないが、今回の女子大生役の彼女はさすがにちょっと大人びて見えた。作品は彼女のイメージ通り爽やかなのはいいが、あまりに度が過ぎてアッサリし過ぎるために、今ひとつ印象に残るシーンが少ないように思える。新垣結衣の演技は決して下手ではないのだが、菊地凜子と比較してしまうと残念ながらどうしても見劣りしてしまう。まぁ、『バベル』でオスカーにノミネートされたのも、単なる客寄せパンダではなかったということだろう。松田龍平は相変わらず表情に乏しく、未だにアツコを強く想っているのが伝わってこないのは減点対象だ。