評     価  

 
       
File No. 0571  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2007年08月25日  
       
製  作  国   日  本  
       
監      督   新城 毅彦  
       
上 映 時 間   118分  
       
公開時コピー   最後の瞬間(とき)まで、
パパはいつも微笑んでいた。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   大沢 たかお [as 飯島夏樹]
伊東 美咲 [as 飯島寛子]
真矢 みき [as 藤堂玲子]
袴田 吉彦 [as 篠田]
川島 海荷 [as 飯島小夏]
石丸 謙二郎 [as 武藤医師]
哀川 翔 [as 藤堂完]
 
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あ ら す じ    1991年、プロのウインドサーファー飯島夏樹は、妻寛子と共にワールドカップ出場のために世界を転戦していた。夏樹がレースに勝てないため、寝る場所や食事にすら困る貧乏暮らしを強いられていたが、寛子は喧嘩しながらも辛抱強く夏樹を支え続けていた。
 そんな状況の中臨んだ、ワールドカップのオーストラリア大会。この大会で勝てなければ諦めようと考えていた夏樹は、先輩の藤堂完の激励もあって見事優勝を飾る。そして、そこから夏樹の快進撃は始まった。そして、寛子とも正式に式を挙げ、ハワイに居を構えて4人の子供にも恵まれるのだった。
 しかし、長女の小夏が10歳になった頃を境に、夏樹は試合に勝てなくなった。そして、ある日小夏の目の前で咳き込んで意識を失ってしまう。精密検査のために日本に訪れた夏樹に下された検査結果、それは肝細胞癌という死の宣告にも等しいものだった。そして、ここから夏樹と家族の戦いが始まるのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    プロ・ウインドサーファー、飯島夏樹さんの著書『天国で君に逢えたら』『ガンに生かされて』を原作とする実話に基づく作品。ガンに冒されてからの飯島さんと家族の絆とその苦闘は感動的であることは間違いない。が、映画としての評価は別の話だ。
 そもそも、予告編で観た映像が全てという感じがして、実際に作品を観ても特に目新しい点が見受けられないように思えるのは致命的。予告編で美味しいシーンばかりを露出してしまうとこうなるという、典型的な例ではないだろうか。加えて、尺がちょっと長めのせいか、全体的に希薄されてしまっているように思え、途中で中だるみしてしまう。90分程度の尺に収め、無駄なシーンは極力割愛した方がいいと思う。