File No.0577
製作年/公開日 2007年 / 2007年09月15日 製  作  国 日  本
監      督 三池 崇史 上 映 時 間 121分
公開時コピー  生き残れるのは、一人だけ。
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 伊藤 英明 [as ガンマン]
 佐藤 浩市 [as 平清盛]
 伊勢谷 友介 [as 源義経]
 桃井 かおり [as ルリ子]
 香川 照之 [as 保安官]
 石橋 貴明 [as 弁慶]
 安藤 政信 [as 与一]
 木村 佳乃 [as 静]
 松重 豊
 塩見 三省
 石橋 蓮司 [as 村長]
 堺 雅人 [as 平重盛]
 田中 要次 [as 平宗盛]
 小栗 旬 [as アキラ]
 クエンティン・タランティーノ [as ピリンゴ]
あ ら す じ  壇ノ浦の戦いから数百年後。平家の落人が拓いた山あいの寒村・湯田村に隠されているという平家再興の埋蔵金を巡って、平清盛率いる平家(赤軍)と、源義経率いる源氏(白軍)が村人を巻き込み激しく対立し抗争を繰り広げていた。そんな抗争渦巻く村に、一人の凄腕ガンマンが流れ着く。両軍とも、この流れ者を用心棒に引き入れようと両軍は動き出し、事態はやがて壮絶な戦いへと激化していく・・・・・。
たぴおか的コメント  奇才・三池崇史ワールドが炸裂しまくりのB級超大作(笑)。出演者は豪華だが、時代や場所の設定が滅茶苦茶ならば、登場するキャラクターの設定も滅茶苦茶。なぜ台詞が英語なのか?壇ノ浦から数百年後に平清盛と源義経?そして、なぜタランティーノが出演してしまうのか??その破天荒ぶりがかえって爽快に思える。桃井かおりと木村佳乃の両女優が素晴らしく、特に木村佳乃の熱演には(伊勢谷と共演のせいか)鬼気迫るものがあり、完全にお嬢様女優から脱却したことの証左だろう。そして、いまや欠かすことのできない名脇役である怪優・松重豊が、相変わらず味のある役柄を演じているのだが、ナゼかオフィシャルサイトのキャストには名前すら載っていないのは残念。それに反して、主演の伊藤英明は相変わらず学芸会並みの演技にしか見えず、演じるたびにその演技力のなさを「これでもか」と駄目押ししているようなもの。なぜ彼を主役に抜擢したのか、その意図が全くもって不明だ。全編英語の台詞には思ったより抵抗がなく、むしろ下手な俳優の滑舌の悪い台詞を覆い隠す効果があるようだ。