製作年/公開日
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2007年 / 2007年09月15日
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製 作 国
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日 本
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監 督
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堤 幸彦
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上 映 時 間
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118分
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公開時コピー
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巻きます。 効きます。 人によります。
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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柳楽 優弥 [as ディノ(井出埜辰耶)]
石原 さとみ [as ワラ(騎馬笑美子)]
田中 圭 [as ギモ(柳元紳一)]
貫地谷 しほり [as タンシオ(丹沢志緒美)]
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関 めぐみ [as テンポ(本橋阿花里)]
佐藤 千亜妃 [as リスキ(芹沢律希)]
吹雪 ジュン [as テンポの母]
原田 美枝子 [as ワラの母]
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あ ら す じ
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誤って包丁で手首を怪我してしまった高校生のワラは、手当を受けた病院の屋上で手摺りに立って景色を眺めていた。そんな彼女を見て、自殺と勘違いして声をかけてきたのは、妙な関西弁を話す少年ディノだった。ディノはワラの心を見透かすように、心の傷を手当てするためと彼女の包帯を柵に巻き付けるのだった。
ディノの行為に心が少しだけ軽くなったワラは、失恋した親友のタンシオに対して、ディノと同じように包帯の手当をしてあげる。すると、タンシオは心の傷に包帯で手当をするという行為に感動し、彼女のメル友ギモやディノ本人も巻き込んで、傷ついた人の依頼を受けて包帯の手当をする「包帯クラブ」を立ち上げる。そして、HPで依頼を募り、依頼人が心に傷を負った場所に包帯を巻いて、その光景を撮影して依頼者にメールで送付するという活動に次第に熱中していくが・・・・・。
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たぴおか的コメント
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昨年の『シュガー&スパイス 風味絶佳』以来の柳楽君だが、ずいぶん男らしい顔つきになったな、と最初に感じた。この作品のインタビューを受けているのをテレビで見たが、その時とは印象が全く違うディノというキャラクターを作り上げており、それは彼の才能が非凡であることの証にほかならない。そして、相手方の石原さとみは、演技自体がずば抜けて上手いワケではないが、観ている者の気持ちを穏やかにさせる独特の雰囲気が気持ちいい。ハイティーン達が「包帯クラブ」を結成して、人々が心の傷を負った場所に包帯を巻き付ける。そんな活動を通して人の「痛み」を知り、それぞれが抱えた悩みや辛い過去と自然と対峙することにより成長していく様が、自然体の演技と堤幸彦監督の巧みな演出でみずみずしく描かれている。そんなこの作品をディノの言葉を借りて表すなら、まさに「めっけもん」だ。決して甘いだけではなく、ちょっぴりほろ苦いエッセンスも加えられて、後味には爽やかさと心地よさが残る秀作だ。
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