評     価  

 
       
File No. 0585  
       
製作年 / 公開日   2007年 / 2007年09月22日  
       
製  作  国   日  本 / 中  国  
       
監      督   チャン・イーバイ  
       
上 映 時 間   100分  
       
公開時コピー   ケータイもない。
メールもできない。
コトバも通じない。
・・・でも、恋はできる。
 

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最初に観たメディア  
Theater Television Video
 
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キ ャ ス ト   本木 雅弘 [as 水島直樹]
ヴィッキー・チャオ [as リンシー(林夕)]
西田 尚美 [as 高橋美帆]
塚本 高史 [as 河口龍一]
ディラン・クォ [as ドンドン(東東)]
和田 聰宏 [as 加山淳]
サム・リー [as ショウシン(小沈)]
大塚 シノブ [as 原理恵]
竹中 直人 [as 山岡太郎 ]
 
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あ ら す じ    カリスマメイクアーティストの水島直樹は音楽祭の仕事のために、恋人であり仕事のパートナーでもある美帆らと共に上海へ訪れていた。音楽祭終了後、直樹は上海の街をひとりで散策しているところへ、いきなり後ろからタクシーにぶつけられてしまう。タクシーを運転していたのはリンシーという女性ドライバーで、彼女は遠慮する直樹を無理矢理車に乗せて走り出してしまう。
 直樹は、恋人の美帆との関係に行き詰まっており、現状を変えたいと思いながらも何も行動できずにいた。リンシーは密かに恋心を抱いていたドンドンから、翌日に彼が別の女性と結婚することを知らされ、心に深い傷を負っていた。そんな2人が偶然に出会い、同じ時間を共有することになった。こうして、直樹とリンシーの最悪にして最高の長い夜が幕を開けるのだった・・・・・。
 
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たぴおか的コメント    日中合作のラブコメ程度の予備知識しかなかったため、大して期待せずに観たのだが、これが予想に反して良かった。コピーには「恋」とあるが、本木雅弘扮する水島と、ヴィッキー・チャオ扮するリンシーの2人が、ベタベタしない爽やかな関係を貫徹するのが快い。本木雅弘は相変わらず上手く、言葉の通じない上海に一人放り出されて戸惑いながらも、身振り・手繰りでコミュニケーションを図ろうとあくせくする演技は見事。そして、相方のヴィッキー・チャオも、気の強さの裏側に時折孤独感や女性らしさを見せる、魅力的なリンシーというキャラクターを作り上げている。また、周囲を固める西田尚美や塚本高史、和田聰宏らも良かった。それだけに、竹中直人演じる山岡は五月蠅くて邪魔で仕方ない。ブルース・リーの真似をするシーンも一人でスベっているようにしか見えない。一体、何のためにああいうキャラクターを登場させたのか、全く理解に苦しむよ(笑)。