File No.0589
製作年/公開日 2007年 / 2007年10月06日 製  作  国 日  本
監      督 蝶野 博 上 映 時 間 115分
公開時コピー  ほら 思ったとおりに かなえられてく・・・
最初に観たメディア
 Theater  Television  Video
キ ャ ス ト
 松下 奈緒 [as 宮本さやか]
 竹材 輝之助 [as 福島慶太]
 原田 泰造 [as 井上拓己]
 西田 尚美 [as 井上苑]
 関 めぐみ [as 村本美樹]
 弓削 智久 [as 平尾稔]
 藤井 美菜 [as 宮本あすか]
 加藤 雅也 [as 中嶋良郎]
 石黒 賢 [as 後藤大介]
 松坂 慶子 [as 宮本陽子]
あ ら す じ  印刷会社に勤める宮本さやかとアントニオ・ガウディにあこがれて建築事務所で働く福島慶太は、大学時代からの恋人同士だった。平凡なOLに満たされない思いを抱えていたさやかは、慶太に後押しされて一度はあきらめた雑誌編集者を目指して転職活動を始める。面接で不器用ながらも真剣に語るひたむきさが、面接官であり後の上司ともなる後藤の目にとまり、さやかは憧れの編集者としての一歩を踏み出すこととなった。
 互いに忙しい日々を送るさやかと慶太に、転機が訪れる。慶太にスペイン赴任の話が持ち上がったのだ。スペインに行けば最低3年は帰れない。迷った末に、慶太はスペイン行きを断って、日本に留まってさやかのそばにいる道を選択する。しかし、慶太に夢を諦めて欲しくないさやかは、辛い想いを押し殺して慶太を冷たく突き放す。こうして、慶太はスペイン行きを決意し、2人は別々の道を歩き始めるのだった。
 5年後。さやかはネット上で話題になっている“恋の叶う花火”を作る職人井上の取材を企画する。頑なに取材を拒む井上を翻意させたさやかの熱意は、冷めかけていた井上と妻・の関係を修復するきっかけともなった。そして、この成功を契機にさやかは、スペイン赴任後一度も日本へ戻らない慶太を訪ねるべく、バルセロナ行きを決意するのだった・・・・・。
たぴおか的コメント  ドリカム嫌いな私が、松下奈緒が主演であるために観た作品。『アジアンタムブルー』では、自らが弾くピアノ曲が挿入曲となっていたが、この作品では彼女のピアノが使われていないのがちょっと残念。作品は松下奈緒のイメージそのままに、「爽やかさ」で一貫されている。個人的には十分満足できる作品だったが、奇をてらうようなことなくあくまで丁寧にオーソドックスに作られている点に、物足りなさを感じてしまう方もいると思う。お気に入りの女優である松下奈緒は言うまでもないが、脇役の石黒賢と原田泰造がいい演技を見せてくれる。石黒賢がいつもと違い表裏のないキャラを演じるのは新鮮で、原田泰造の朴訥な花火職人という役柄も上手かった。唯一松坂慶子のテンションの高過ぎる演技には辟易したが、あれは愛嬌ということで見過ごすしかないでしょう(笑)。