製作年/公開日
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2007年 / 2007年10月06日
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製 作 国
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アメリカ
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監 督
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トム・コーカー
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上 映 時 間
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94分
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公開時コピー
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恐怖に心が犯される。
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最初に観たメディア
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キ ャ ス ト
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シャニン・ソサモン [as ヴィクトリア]
アリシア・ムーア [as キャロリン]
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ラデュ・アンドレイ・ミク [as ニコ]
ケイン・マノーリ [as レオン]
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あ ら す じ
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パリに住みソルボンヌに通う姉のキャロリンに招かれて、内気で神経質なヴィクトリアは初めて海外へと渡航する。妹に刺激を与えて薬に頼らなくて済むようになればと考えたキャロリンは、到着早々のヴィクトリアをパリの地下墓地“カタコンベ”のパーティーへと連れて行く。そこは全長500キロにも及ぶ地下の廃坑の跡地で、700万体もの遺骨が捨てられていた。
不安を抱えたヴィクトリアは、常用の精神安定剤と強いアルコールのせいで、パーティーの途中で迷路に迷い込んでしまう。幸いキャロリンがヴィクトリアを見つけてくれたのもつかの間、突如何者かが現れ、キャロリンは喉を掻き切られて殺されてしまう。暗闇の地下道を殺人者から逃げるヴィクトリアは、やっとの事でパーティ会場へ戻り着くが、折り悪く警察に踏み込まれた会場は蜂の巣をつついた混乱に陥っていた。そして、逃げまどう人々に押されて頭を強打したヴィクトリアは、意識を失ってしまう。
意識が回復したヴィクトリアは、暗闇の地下道にひとりきり取り残されていた。姉を殺した殺人者の恐怖に怯えながらも、ヴィクトリアは必死で出口を探し始めるのだが・・・・・。
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たぴおか的コメント
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ホラー作品だが怖さもなく、かといって斬新な面白さもない作品。睡眠不足のためか頭痛がしていて、よっぽど観るのをやめようかと思っていただけに、尺が短いのが唯一の救いだった。「怖くない」という理由は、途中で姉キャロリンの死が実は狂言で、殺人者などカタコンベにはいないのではないか、と容易に察しがついてしまうためだ。そして、極限の恐怖のために正常な判断がつかずに過ちを犯してしまったヴィクトリアを、キャロリンが悪ふざけが過ぎたことを謝るどころか罵倒するのも度が過ぎているため、次にどう展開するのかが露骨にわかってしまう。人が死ぬ残虐なシーンなしに観客を怖がらせようという試みなのかもしれないが、それにしては脚本や構成の甘さが致命的だ。私などよりも遙かにホラー作品の場数を踏んだ、目の肥えた観衆を満足させるにはあまりに力不足な作品。
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